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スターシーズ、29億円のGPUサーバーリースを販売計上 代金は納入前に受領

スターシーズデジタルがGPUサーバー32台を仕入れ24カ月リース、取引額は約1833万ドル。代金は納入前に受領し、売上は検収時に計上する予定で、2028年2月期にずれ込む可能性もある

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月13日2分で読めるスターシーズ3083
データホールに並ぶAIサーバーラックと、搬入される梱包済み機器、床に沿って伸びる細いタイムラインの線

スターシーズ(東証スタンダード、3083)は、連結子会社のスターシーズデジタル(以下SSD)がデータセンター用AIサーバー(GPUサーバー)32台を仕入れ、国内企業に24カ月間リースすると発表した。取締役会が2026年10月12日に承認し、翌13日に公表した。

取引の概要

取引総額は概算で1833万ドル(約29億円)で、前連結会計年度の連結売上高の10%以上に相当する見込み。決済は銀行振込による現金払い。取引先の意向により、金額の内訳は公表していない。

契約上はリースだが、24カ月の期間満了と全額支払いを条件に、機器の所有権はリース先へ無償で移転する。リース料は機器の納入前に全額受け取るため、SSDからリース先への与信は生じず、同社は金融機能を伴う取引ではないとしている。SSDにとって初のリース取引で、これまで同子会社はサーバー関連商品の仕入れと販売を手がけてきた。

販売取引として会計処理

スターシーズは、この取引をリース会計基準に基づくリース取引としては処理しないとしている。理由として、納入前に代金を全額受け取ること、リース先が機器を占有・使用すること、SSDが機器を任意に担保設定・処分できないことの3点を挙げた。販売取引として処理し、機器の検収時に売上高を計上する予定という。

取引先と時期

仕入先はシンガポールに所在し、コンピューター、サーバー、マザーボードなどの設計・販売を手がける企業。リース先は東京都に所在し、クラウドサービス、インターネット接続サービス、インターネットデータセンターサービスを手がける企業。開示は取引先の意向により、両社の名称を非公開とした。リース先とスターシーズの間に資本関係、人的関係、取引関係はないとしている。

売上高は2027年2月期に計上する見込み。同社は、9月8日に上方修正した業績予想にすでに反映済みで、見通しに変更はないとしている。機器の納入・検収が遅れれば、売上計上が2028年2月期にずれ込む可能性がある。開示では、納入や支払いが済んでいるかどうかは示していない。