入退室管理システムAkerunを手掛ける東証グロース上場のPhotosynth(4379)は、フィットネス運営2社、GOODLIFEとGDSの全株式を5億6000万円で取得することを決議した。2026年10月15日の取締役会で承認した。開示資料には、同日に契約を締結する予定と記載されている。
取得額と資金手当て
対価はGOODLIFEが4億円、GDSが1億6000万円。これとは別に取得関連費用が約4500万円かかり、概算では合計約6億500万円となる。Photosynthは対価の全額を銀行借入で賄う計画で、新株は発行しない。売り手は両社の株式を100%保有する個人で、Photosynthとの間に資本、人的、取引のいずれの関係も示されていない。
株式譲渡は2026年11月1日に実施する予定。その後、2026年12月1日にGDSをGOODLIFEに吸収合併し、GDSは解散する見込み。Photosynthの2026年12月期連結業績予想への影響は、現在精査中という。
Photosynthが取得する事業
GOODLIFEはセミパーソナルジムのGOODLIFE GYMを、直営12店とフランチャイズ49店で運営する。GDSはTHE PORT Personal Pilatesの直営4スタジオと、TUNE STRETCHの直営1ジムを運営する。GOODLIFEの2025年の売上高は3億8140万円、営業利益は440万円だった。2024年2月に設立されたGDSの2026年1月期は、売上高が4230万円、営業損益は130万円の赤字だった。
狙いは実証
Photosynthは、トレーナーは配置したまま、Akerun、Migakun、fixUを使ってこれまで稼働していなかった時間帯を無人化し、清掃や受付といった非中核業務も無人化または外部委託したい考えだ。営業時間の延長で収益機会が広がり、店舗の利益率が改善するとみている。さらに、これらの店舗をフィットネス業界向けパッケージの実証の場とし、Akerun事業の需要創出につなげる狙いもある。いずれも同社が示した目標である。開示資料には、費用削減額や稼働時間の数値は示されていない。
