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小田急電鉄、215億円グリーンボンドの利率3.428% 5年債は2.732%

小田急は105億円の5年債に2.732%、215億円の10年グリーンボンドに3.428%の利率を適用する。グリーンボンドの手取金は、2030年3月までに車両などクリーン輸送への投資に充てる。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月14日2分で読める小田急電鉄9007
車庫の線路上の新造鉄道車両と、5年債・10年債を表す2つの積み上げ棒の区分を描いた編集用イラスト

小田急電鉄(9007)は、2026年10月14日提出の発行登録追補書類によると、105億円の5年債に年2.732%、215億円の10年グリーンボンドに年3.428%の利率を適用する。

小田急の社債各銘柄
出所:2026年10月14日提出の発行登録追補書類。両債とも無担保で、発行価格は100。
銘柄発行額利率償還期限
第94回(5年債)105億円2.732%2031年10月28日
第95回(10年債・グリーン)215億円3.428%2036年10月28日

発行条件

両債とも無担保・無保証で、発行価格は額面100円につき100円、払込期日は2026年10月28日。利払いは毎年4月25日と10月25日で、初回は2027年4月25日。日本格付研究所は2026年10月14日付で両債にAA-の格付を付与した。追補書類には国債利回りに対するスプレッドの記載がなく、利率は市場のベンチマークではなく小田急自身の条件となっている。

資金使途

発行総額は320億円。発行諸費用の概算額は1億5500万円で、差引手取概算額は318億4400万円となる。

5年債の差引手取額104億4800万円は設備投資に充て、全額を2027年3月末までに充当する予定。追補書類は、小田急の2026年3月期の有価証券報告書に記載された設備投資計画を参照している。

グリーンボンドの差引手取額213億9500万円は、クリーン輸送への新規投資に充てる。フレームワークは、これに鉄道車両の新造・更新などを含むとしており、2030年3月末までの充当を予定する。全額が充当されるまでは、小田急は現金または現金同等物で管理するとしている。

発行登録枠

追補書類は、2025年5月24日に効力が発生し2027年5月23日まで有効な1800億円の発行登録に基づく。2025年12月の追補書類で300億円を使っており、表紙には今回の発行前の残額として1500億円が示されている。