本文へ移動

金融プロフェッショナル向けに、日本の市場・ビジネス情報を平日夕方に配信。

無料登録
Tokyo BriefTokyo Brief 日本語版日本のビジネスニュースを、夕方に総まとめ。

記事

野村マイクロ・サイエンス、中間期予想を下方修正 米受注ずれ込み見込みと韓国原価高で

野村マイクロ・サイエンスは中間期の営業利益予想を従来の36億円から11億3200万円に引き下げた。米国の水処理装置案件の受注が下期にずれ込む見込みとなったほか、韓国案件で原価が上昇した。通期の売上高と営業利益の予想は据え置いた。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月23日2分で読める野村マイクロ・サイエンス6254
工場内の水処理ろ過スキッドと配管、および案件の枠が前の列から後ろの列へ移動している工程表。

野村マイクロ・サイエンス(6254)は10月23日、2026年9月まで6カ月間の業績予想を下方修正する一方、通期の売上高と営業利益の予想は据え置いた。5月14日に公表した従来予想を見直した。

中間期:時期のずれと利益率

中間期の売上高予想は従来の345億円から29.9%減の241億8000万円に引き下げた。営業利益予想も従来の36億円から68.5%減の11億3200万円とした。

理由は2つ挙げられている。上期に受注を見込んでいた米国の大型水処理装置案件の受注が下期にずれ込む見込みとなり、売上高が減少する。これとは別に、韓国の受注済み大型水処理装置案件で原価が上昇し、利益が5月時点の予想を下回る。発表資料は米国案件について時期のずれと説明しており、顧客名は明らかにしていない。

営業段階より下の損益はさらに悪化する。経常損益は従来予想の26億5000万円の黒字から1億4100万円の赤字に、純損益も同19億6100万円の黒字から9100万円の赤字になる見通しだ。

通期:営業利益予想は据え置き、経常・純利益は下方修正

通期の売上高予想は970億円、営業利益予想は160億円に据え置いた。各地域での引き合いが順調なほか、米国案件の進捗売上が下期に実現する見込みであることを理由に挙げている。

経常利益予想は従来の150億円から140億円に、純利益予想は111億円から103億6000万円に、いずれも6.7%引き下げた。借入金の支払利息などを見直したためとしている。発表資料に支払利息の内訳は記載されていない。今後さらに修正が必要となった場合は速やかに公表するとしている。