野村アセットマネジメントは、NEXT FUNDS 日経300株価指数連動型上場投信(1319)の市場価格が、組み入れ資産の価値を大きく下回って推移していると投資家に通知した。同社が10月6日に出した「基準価額と市場価格の重要な乖離に関するお知らせ」によると、10月5日の基準価額は1口当たり809.77円だったのに対し、東京証券取引所での市場価格は740.8円で、乖離率は8.52%のマイナスとなった。
5%超の乖離、7営業日目
乖離は続いている。通知によると、9月25日以降、7営業日連続で乖離率が5%以上となっている。Tokyo Brief は8月にこのファンドの基準価額の乖離を8月のこのファンドの基準価額に対するディスカウントについて報じた。今回の通知では、日々の数値が日付ごとに示され、直近日の乖離率がより大きくなったことが分かる。
| 日付 | 基準価額(円) | 市場価格(円) | 乖離率 |
|---|---|---|---|
| 9月25日 | 798.54 | 750.4 | -6.03% |
| 9月28日 | 795.55 | 750.4 | -5.68% |
| 9月29日 | 788.42 | 733 | -7.03% |
| 9月30日 | 802.44 | 746.4 | -6.98% |
| 10月1日 | 807.94 | 746.4 | -7.62% |
| 10月2日 | 799.67 | 740.8 | -7.36% |
| 10月5日 | 809.77 | 740.8 | -8.52% |
乖離率が最も小さかったのは9月28日の5.68%で、最も大きかったのは10月5日だった。7営業日の基準価額は1口当たり788.42円から809.77円、市場価格は733円から750.4円の範囲で推移した。
野村の説明と注意喚起
野村は乖離の要因について、市場の需給によって生じたと考えられるとしている。取引が活発になり、需給が改善すれば乖離は解消に向かうとみている。これは運用会社の見込みであり、確約ではない。通知に時期の目安は示されていない。
通知には、ETFを売買する投資家は基準価額と市場価格の乖離に十分注意するようにとの注意書きもある。通知は需給以外の要因を挙げておらず、運用会社がどのような措置を取り得るかにも触れていない。
