マネーフォワード(3994)の2026年8月までの9カ月間の営業利益は16億9000万円だった。前年同期は19億8000万円の営業赤字だった。同社は通期の営業損益予想を据え置き、5億円の赤字から15億円の黒字までのレンジとしている。
9カ月累計の損益の変化
売上高は32.9%増の469億円。SaaS ARR(年間経常収益)は29.7%増の486億円となった。調整後EBITDAは99億円で、前年同期は33億円だった。経常利益は3億2800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億9800万円となり、前年同期は33億8000万円の赤字だった。
業績に含まれる一過性要因
Financeセグメントが寄与した。ベンチャーキャピタル部門のHIRAC FUNDが非公開株式1銘柄を売却し、21億3000万円の営業投資有価証券売上高を計上した。同セグメントの利益は14億6000万円だった。第3四半期単独では、同社の決算説明資料が過去最高の営業利益19億円を示し、Financeセグメントの売上高21億4000万円を挙げている。HIRAC FUNDを除く第3四半期のEBITDAは30億円で、マージンは19.0%。前年同期から7.3ポイント上昇した。
据え置かれた業績予想
決算短信によると、業績予想は2026年7月13日に公表した修正から変更がない。レンジを維持する理由は示されていない。通期の売上高予想は605億〜623億円、調整後EBITDAは105億〜115億円。純損益は32億円の赤字から7億円の赤字までを見込む。
上記の累計売上高、ARR、第3四半期の数値は指標が異なり、相互に読み替えるべきではない。
