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中国ダイヤバーの回復でマニーの営業利益21%増

マニーの営業利益が21.4%増の99億4000万円に、中国のダイヤバー販売は再開初年度に回収前の88%へ戻り同社の2年間の回復目標を前倒し

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月15日2分で読めるマニー7730
生産ラインの滅菌トレーに置かれた歯科用ダイヤモンドバーと、出荷用ケース、右肩上がりの棒グラフを形作る金属ブロックの山

マニー(7730)の2026年8月期の営業利益は、決算短信によると、売上高が10.2%増の330億2000万円となるなか、21.4%増の99億4000万円だった。親会社株主に帰属する純利益は55.9%増の72億4000万円となった。

数字に表れた回復

マニーは2025年3月に中国で歯科用ダイヤモンドバーの自主回収を始め、8月までに製品の回収をおおむね終えた。2025年10月29日に中国の規制当局から承認を受け、11月に販売を正式に再開した。

同社の当初目標は、2年間で回収前の約9割まで売上を回復させることだった。ダイヤバーの売上高は初年度に22億円となり、回収前の88%まで回復した。マニーはこの計画より前倒しで進んでいるとしている。88%は回収前の水準を完全には取り戻していない。

デンタル部門の売上高は13.0%増の107億5000万円、セグメント営業利益は54.3%増の17億1000万円だった。マニーはダイヤバーの販売再開とインドでの販売好調、売上総利益率の改善を要因に挙げる。

中国だけではない

回復以外にも要因がある。マニーは、円安の継続が海外売上高を押し上げたことや、欧州・北米でのサージカル関連製品の好調な販売を挙げる。円安は営業外で7億1200万円の為替差益ももたらし、経常利益は27.6%増の105億5000万円となった。

個別業績の差異に関する別の開示によると、個別の営業利益は36.4%増の90億7000万円だった。同社はこの増益を、中国子会社向けのダイヤバー販売の増加と、販売費及び一般管理費の最適化の進展によるものとしている。個別の経常利益は70.7%増で、為替差益と子会社からの受取配当金が寄与した。

来期

マニーは売上高365億円、営業利益8.6%増の108億円を見込む。想定為替レートは1ドル=150円、1ユーロ=175円。海外売上高比率は約85%とし、円高をリスク要因と位置づける。配当は1株42円とし、41円から増やす計画だ。