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ハッカーがファンケル・アテニア会員情報78万5000人分を持ち出し キリン発表

ファンケルとアテニアのECサイトへの3〜10日の不正アクセスで、ファンケル36万8184人、アテニア41万7312人分の会員情報が流出とキリンが発表。カード情報は含まれず、業績への影響は精査中

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月16日2分で読めるキリンホールディングス2503
顧客情報のタイルが封鎖されたECシステムを通過する様子を描いたイラスト。画面の端には化粧品のボトルが並ぶ

キリンホールディングス(2503)は16日、子会社ファンケルと、ファンケルの連結子会社アテニアのECサイトが第三者から不正アクセスを受け、会員情報が外部に漏えいしたと発表した。開示資料によると、同日時点で本件に起因すると考えられる不正利用や二次被害は確認されていないという。

流出した情報

漏えいしたのは、ファンケル会員36万8184人分の39万3785件と、アテニア会員41万7312人分の44万1162件。発表は件数と人数を会社ごとに別々に示しており、両サイトの会員を兼ねる人がいるかどうかは明らかにしていない。

対象情報は両社とも、メールアドレス、氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、お客様番号。このほか、サブメールアドレスとそのハッシュ化されたパスワード、本人認証に使う質問項目(回答は含まない)、その他の会員登録情報(ポイント情報、会員ステージ情報、メールマガジン配信希望の有無、店舗での購入の有無)も含まれる。キリンホールディングスは、クレジットカードなどの決済情報は今回の対象情報に含まれないとしている。

発表によると、ハッシュ化された2次パスワードを設定していたのは一部の会員のみで、そのままでは読み取れない。メインのパスワードは対象外という。

経緯と対応

15日(木)の内部調査で、両社のECサイトが3日(土)から10日(土)までの間に不正アクセスを受けていたことが判明した。その後の調査で、会員情報の一部が漏えいしたことを確認した。

両社は判明当日に緊急対策本部を設置し、不正アクセスを受けた機能を特定して停止した。現在も詳細な調査を続けており、個人情報保護委員会へ報告し、警察に相談した。キリンは、本件に関連する他の不正アクセスやマルウェア感染は確認しておらず、両社の事業活動やサービスへの重大な影響も確認していないとしている。

業績への影響

キリンは、連結業績への影響を精査中で、今後の業績に重大な影響が認められる場合は速やかに開示するとしている。発表に費用の見積もりはない。ファンケルは新たな事実が判明すれば、改めて発表する。