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カナデン、中間期予想を上方修正 データセンター向け電源・半導体装置が牽引

カナデンは中間期の売上高予想を630億円から693億円に、営業利益予想を19億5000万円に引き上げた。半導体装置、受配電盤、電源設備でAI・データセンター需要を挙げ、通期予想は精査中

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月13日2分で読めるカナデン8081
電子機器の組立ラインに並ぶ受配電盤、ウエハーキャリア、Wi-Fiモジュール基板

カナデン(東証プライム:8081)は2026年9月中間期の業績予想を上方修正し、予想を押し上げている事業を挙げた。中間期の売上高予想は693億円で、前回予想の630億円から引き上げた。

修正後の予想数値

営業利益予想は19億5000万円で、前回の17億円から引き上げた。経常利益は18億円から21億円に、親会社株主に帰属する中間純利益は12億円から14億円に修正した。1株当たり中間純利益は53円83銭から62円78銭とした。同社は増加率を、売上高10.0%、営業利益14.7%、経常利益と純利益はいずれも16.7%としている。

参考として、同社の資料は前年同期の実績を売上高616億6000万円、営業利益16億8000万円と記載している。

中間期業績予想の修正
連結、2026年4~9月。金額は同社発表どおり百万円単位
項目前回予想修正予想増減
売上高63,00069,30010.0%
営業利益1,7001,95014.7%
経常利益1,8002,10016.7%
親会社株主に帰属する純利益1,2001,40016.7%

同社が示した需要の出どころ

カナデンは、上方修正の理由としてAIとデータセンター向け需要が堅調だったことを挙げた。FAシステム事業では半導体製造装置と受配電盤が伸び、ビル設備事業ではデータセンター向け電源設備が好調だったとしている。

3つ目の要因はデータセンター関連ではない。半導体・デバイス事業で、家庭用電気機器向けのWi-Fiモジュールが好調だった。通知は、この3点により業績が当初予想を上回る見通しになったとしている。

通期予想は当面据え置き

2027年3月期通期の業績予想は精査中として、2026年5月13日に公表した数値を変更しなかった。精査完了後に修正が必要となった場合は、改めて公表するとしている。

中間期の数値は実績ではなく予想で、通知には、実際の業績は様々な要因により異なる結果となる場合があるとの通常の注記が付いている。各事業が増額にどの程度寄与したかを示す数値は示していない。