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政策ウォッチ

政府、医療データ連結手数料を1000件ごと82円に引き上げ案

厚生労働省がID5の連結情報提供手数料を2027年4月から1000件までごとに70円から82円へ引き上げる案を提示、システム費用と人件費の増加が理由

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月15日2分で読める
2つの記録ブロックの流れが単一のゲートを通過して対に照合される様子を描いた、保健医療データの連結を表す抽象イラスト

厚生労働省は、保健医療データの収集者が連結に必要な情報を入手する際に支払う手数料を、ID5の提供件数1000件までごとに70円から82円へ引き上げる案を示した。政令改正案に盛り込まれており、同省は2027年4月1日の施行を予定している。

手数料の対象

地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律に基づき、保健医療等情報を収集する者は、データを正確に連結するために必要な情報の提供をDX審査支払機構等に求めることができる。改正案はこの情報をID5と呼ぶ。入手するには、まず請求者がデータに付随する医療保険被保険者番号等を同機構等に提供する。改正案が挙げる機構等は、医療情報基盤・診療報酬審査支払機構と国民健康保険団体連合会である。

同省が手数料の引き上げを必要とする理由

同法第12条第3項は、手数料を実費を勘案して政令で定めるとしている。現行政令の第5条は、ID5の件数1000件までごとに70円と規定している。同省によると、この額はID5を提供する履歴照会・回答システムの運用等経費を、年間の想定利用件数で割って算出した。

同省は見直しの理由として、同システムの運用等経費の増加と、DX審査支払機構等の人件費の増加の2点を挙げる。概要には、新たな82円の算定根拠となる経費の総額や利用件数の想定は示されていない。

日程と意見の出し方

同省の医療情報基盤担当参事官室は2026年10月13日、パブリックコメントの募集を始めた。意見募集要領によると、意見は2026年11月11日必着。e-Govの掲載では、受付締切は11月12日0時0分となっている。

意見は日本語で理由を付け、e-Govの意見提出フォーム、電子メール、郵送のいずれかで提出できる。同省は個別の回答はしないとしており、氏名と連絡先を除き、意見を公表することがある。

改正政令は、2026年11月下旬の公布、2027年4月1日の施行を予定している。概要はいずれの日程も予定として示している。