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ブラックロック・ジャパンのSRI ETF、受益者が繰上償還を承認し11月20日最終売買

ブラックロック・ジャパンは受益者決議を経て、iシェアーズ MSCI ジャパンSRI ETFを11月25日に信託終了すると発表。最終売買日は11月20日で、償還金の支払いは12月30日から開始予定

日付の入ったブロックの列と横ばいになる指数ラインの横で、ファンド口数の積み重ねが縮小していく様子を描いた抽象イラスト。

ブラックロック・ジャパンは、iシェアーズ MSCI ジャパンSRI ETF(コード:2851)の繰上償還が確定したと発表した。2026年10月20日付の発表によると、受益者による書面決議が可決されたため、2026年11月25日に信託を終了し繰上償還する。可決には基準日である8月9日時点の議決権の3分の2以上の賛成が必要で、法令に基づき賛成とみなされる議決権不行使の受益者も賛成数に含まれた。Tokyo Briefの過去の関連記事

今後の日程

東京証券取引所は10月20日、同ETFを整理銘柄に指定した。売買は最終売買日となる11月20日(金)まで続けられ、投資信託約款の変更が実施される11月21日に上場廃止となる。信託終了日は11月25日で、同日が償還金の支払いを受ける権利の確定日となる。償還金の支払いは12月30日に開始される予定で、発表資料では信託終了日と支払開始日はいずれも予定とされている。償還金額は未定で、ブラックロック・ジャパンは確定次第ウェブサイトで案内するとしている。

取得申込は10月21日以降、交換請求は11月18日以降、それぞれ受け付けを停止する。11月18日に保有株式の売却を実施する方針のため、11月19日以降は基準価額が対象指数に連動しなくなる。

ブラックロックが繰上償還する理由

同ファンドは2022年6月7日に設定された。2026年6月末時点の純資産総額は14億8000万円、受益権口数は375万4032口だった。信託約款では、設定から3年経過後に受益権口数が1500万口を下回る場合は信託契約を終了できると定めている。ブラックロック・ジャパンは残高の増加は見込みにくいと判断し、繰上償還を決めたとしている。

受益者に求められる対応

発表資料によると、国内の個人受益者が少額投資非課税制度(NISA)口座で同ETFを保有し、償還時に譲渡益が発生する場合、NISAの非課税措置は適用されず確定申告が必要になる。11月20日までに市場で売却すればNISAの適用を受けられるという。特定口座で保有している場合、償還時に発生する譲渡損益は特定口座内で他の所得と損益通算できないが、個別に確定申告を行えば損益通算が可能としている。詳細は税務専門家へ相談するよう勧めている。

書面決議に反対した受益者は、10月21日から11月9日までの間、8月9日時点で保有し請求時点でも継続保有している受益権に限り、受託会社に買い取りを請求できる。発表資料によると、買取請求は義務ではなく、取引所で売却するか償還まで保有することも可能としている。

償還金の受取方法は、各受益者が指定している配当金受領方法によって異なる。株式数比例配分方式または配当金領収証方式の場合は領収証が送付され、ゆうちょ銀行または郵便局で換金できる。登録配当金受領口座方式の場合は指定口座に振り込まれる。発表資料では、証券会社で受領方法を変更すると他の保有銘柄の配当金の受取方法も変更されるとして注意を促している。