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保土谷化学工業の韓国子会社SFC、KOSPI上場承認を取得

保土谷化学工業の韓国の有機EL材料子会社SFCが、韓国取引所からKOSPI市場への上場承認を取得し、証券届出書を提出した。ただ、親会社の保土谷化学工業は上場日や公募規模、調達額をまだ明らかにしていない。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月20日2分で読める保土谷化学工業4112
ディスプレイパネル基板と図案化された上場手続きのステップ図の横に置かれた、青色発光有機EL材料の実験用バイアル瓶

保土谷化学工業(4112)は、韓国の連結子会社であるSFC CO., LTD.が2026年10月15日付で韓国取引所(KRX)から有価証券市場(KOSPI)への新規上場承認を取得したと発表した。これを受け、SFCは2026年10月19日付で韓国の金融監督院に証券届出書を提出した。

保土谷化学工業の開示資料によると、今回の承認は同取引所での予備審査など所定の手続きを経たものだ。2025年9月30日付および2026年7月27日付で公表していた上場申請に関する発表に続く経過となる。過去の報道はこちら:Tokyo Briefの過去の記事。

保土谷化学工業が上場を目指す理由

保土谷化学工業の説明によると、SFCは1998年の設立以来、独自の技術と市場をリードする顧客との緊密な関係を通じて急速に業容を拡大してきた。有機ELや青色発光材料を強みとしている。

保土谷化学工業は、現在スマートフォン向けが中心となっている有機ELディスプレイがタブレットやパソコンなどの中型画面にも広がることで、需要が拡大すると見込んでいる。需要拡大に対応するには各種の投資が必要になるという。同社は、上場によってSFCが計画的な生産能力増強に向けた資金調達の柔軟性を確保できるとみている。また、知名度の向上により、SFCが優秀な人材を継続的に採用し、新材料の研究開発を推進しやすくなると期待している。これらはいずれも同社の見込みであり、実績ではない。

未定の事項

今回の発表では、上場日や公募規模、調達額は示されていない。保土谷化学工業は、上場予定時期は確定次第公表し、今後の進展についても必要に応じて開示するとしている。

保土谷化学工業によると、今回の上場はSFCが上場後もグループの重要な連結子会社であり続けることを前提としている。上場はグループ全体の企業価値向上につながるとしている。