ホビー用ラジコン機器や産業用サーボを手がける東証プライム上場の双葉電子工業(6986)は、岩手県滝沢市に本社を置く水上ドローン(USV)メーカーの株式の91.9%を取得する。2026年10月23日に取締役会で決議し、株式譲渡契約を締結した。
取得条件
双葉電子工業は4388株を取得し、所有割合を0%から91.9%に引き上げる。取得価額は6億9800万円で、適時開示によれば概算の付随費用を含む。株式譲渡実行日は2026年10月30日の予定で、契約は締結済みだが取引は完了していない。
対象会社は2016年2月25日設立で、資本金は1億1400万円。水上ドローンや無人船舶、水陸両用ドローンの企画・開発・製造・販売・保守を手がける。筆頭株主の持株比率は56.6%で、滝沢市に拠点を置くこの企業が株式取得の相手先として挙げられている。開示によれば、同相手先およびその他の株主と双葉電子工業との間に資本関係、人的関係、取引関係はいずれもない。
戦略上の狙い
双葉電子工業はすでにロボティクスソリューション事業でホビー用ラジコン機器、産業用サーボ、空中ドローン(UAV)を手がけている。対象会社の水上ドローン技術を加え、両技術を融合して事業領域を拡大するとしている。
開示資料によると、対象会社は防衛、海上保安、測量・インフラ点検、農林水産業向けに事業を展開している。双葉電子工業は防衛・自治体・インフラ関連の顧客基盤の拡充や、具体的内容を示していないシナジー効果を見込む。開示には具体的な顧客名や契約の記載はない。
業績への影響
双葉電子工業は、今回の株式取得が連結業績に与える影響は軽微としている。開示には対象会社の売上高や利益の数値は記載されていない。
