フジシールインターナショナル(7864)の取締役会は2026年10月21日、連結子会社であるFuji Seal France S.A.S.の閉鎖に向け、労働組合などとの協議を開始することを決議した。同社の適時開示が示したのは閉鎖そのものではなく、その第一段階だ。
取締役会の決議内容
同社によると、事業環境の変化に対応し、グループ全体の競争力と資本効率を高めるため、欧州の事業ポートフォリオを継続的に検討してきた。フランス子会社の市場環境や収益状況、将来見通しを踏まえ、閉鎖を含む事業再編の検討を進めることが適切と判断した。
開示資料によると、閉鎖は現地法令に基づく労働組合などとの協議を経た上で最終決定される。フジシールインターナショナルは今後、現地法令に基づく手続きや労働組合・関係者との協議を進め、その結果を踏まえて最終方針を決定し、開示すべき重要な事項が生じた場合は速やかに公表するとしている。開示資料には日程の記載がなく、影響を受ける人員数や生産の移管先も示されていない。
対象子会社の概要
Fuji Seal Franceはシュリンクラベルおよび各種包材資材を製造・販売している。仏フジュロルに拠点を置き、1955年設立で、資本金は872万2000ユーロ。Fuji Seal Europe S.A.S.が100%出資しており、日本の親会社の間接的な完全子会社にあたる。開示資料によると、親会社と同子会社の間の取引関係はロイヤリティーの受け取りのみで、人的関係はない。
業績への影響
フジシールインターナショナルは、連結業績への影響は現在精査中としている。開示資料には閉鎖費用や業績数値が記載されておらず、損失計上額の規模は現時点で不明だ。
