金融安定理事会(FSB)は、2026年10月15日にバンコクで開かれるG20財務大臣・中央銀行総裁会議にあわせ、議長名のレターを同会議の出席者に送付した。金融庁は13日、FSBが12日にこのレターを自らのウェブサイトで公表したと発表した。
レターが取り上げる内容
金融庁の発表によると、レターはAI関連投資に伴うものを含む金融安定上のリスクに言及している。このほか次の項目も取り上げている。
- 金融機関によるAIの責任ある導入
- グローバル・ステーブルコイン(GSC)に係る脆弱性
- 規制・監督の現代化
- G20金融規制改革の実施モニタリングレビュー
- 公的流動性バックストップに関するテーマ別レビュー
レターの位置づけ
金融庁のページは分析ではなく案内にとどまる。項目を列挙し、FSBの公表ページ、プレスリリース、議長レターへのリンクを掲げている。これらの項目についてレターが示す調査結果や提言は金融庁の発表には記載がなく、詳細はFSB自身の文書で確認する必要がある。
レターは会議に先立つ議題設定のための書簡であり、採択された規則でも会議の成果でもない。金融庁の発表も日本の政策変更を示すものではない。AI関連の融資・投資、ステーブルコインの監督、中央銀行の流動性供給に注目する読者は、10月15日以降のG20の発言と照らし合わせて確認すべき項目が絞られている。
