ダイト(4577)は、同社とMeiji Seika ファルマ、日本政策投資銀行(DBJ)が設立する共同出資会社による杏林製薬の後発医薬品事業の承継に関する株式譲渡契約を締結した。ダイトは、研究開発型のCMOとしての事業基盤を強化する狙いだと説明している。
枠組みとスケジュール
計画はまだ完了していない。杏林製薬の井波工場、高岡工場とオーソライズド・ジェネリック(AG)事業は、吸収分割で移す。吸収分割は、事業単位を別の法人に移す組織再編。AGの一部販売に係る事業は継続する。
新会社は2026年12月に資本金1億円で設立する予定。取締役は3社が指名する。吸収分割は2027年3月31日、クロージングと統合フェーズは2027年4月1日を予定する。
2024年設立の高岡工場の製造能力は最大で年20億錠。1975年設立の井波工場は約6億錠。ダイトは自社の出資分を銀行借入で賄う計画だ。
説明資料に価格の記載はない。ダイトの当期の連結業績への影響は軽微で、中長期的な業績への影響は改めて開示するとしている。
背景となる四半期決算
6〜8月期のダイトの売上高は8.6%減の119億円、営業利益は28.7%減の7億1200万円だった。親会社株主に帰属する四半期純利益は0.6%増の7億円。通期予想は売上高540億円、営業利益40億円で据え置いた。
取締役会は、発行済み株式総数(自己株式を除く)の4.4%にあたる最大125万株、上限20億円の自己株式の取得も決議した。取得した株式は消却する。
