本文へ移動

金融プロフェッショナル向けに、日本の市場・ビジネス情報を平日夕方に配信。

無料登録
Tokyo BriefTokyo Brief 日本語版日本のビジネスニュースを、夕方に総まとめ。

記事

ケイブ、2008年発売のシューティングをSteamで再発売した四半期に営業黒字転換

ケイブの6〜8月期の営業利益は5億5500万円で、前年同期の5億6500万円の赤字から黒字に転じた。コラボ施策とコスト削減が寄与したと説明する一方、発売したSteam版新作の売上高は開示されていない。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月14日2分で読めるケイブ3760
弾幕シューティング風の抽象的な画面を映したモニターと、ゼロ未満からゼロ超へ推移する棒グラフ

ケイブ(3760)の2026年8月31日までの3カ月間の営業利益は5億5500万円となり、前年同期の5億6500万円の営業赤字から黒字に転じた。売上高は2.3%増の26億9000万円。経常利益は9億800万円(前年同期は3億9300万円の経常赤字)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億5900万円(同2億8500万円の赤字)だった。

利益改善の主因はコスト

同社は決算補足資料で、大型IPとのコラボ施策、固定費の大幅削減、外部課金決済割合の増加が利益を生んだと説明した。販管費は29.8%減の7億400万円で、代金回収手数料は前年同期より1億4900万円減った。売上原価は21億9000万円から14億3000万円に減少した。経常利益には、営業外収益に計上した保険解約返戻金2億8490万円も含まれる。

Steam版の発売

ケイブは2026年8月27日、リファインプロジェクトの第1弾をSteamで発売した。2008年発売の弾幕シューティングの改訂版で、新ステージと最大10人参加のオンライン対戦モードを備える。同社はユーザーの意見を踏まえたアップデートを続けていると説明した。決算短信には、このゲームの売上高や利益の数字は示されていない。ゲーム事業全体では、売上高24億4000万円に対しセグメント利益は5億2300万円だった。決算短信は、連結子会社での人気IPとのコラボ施策を含む既存タイトルが収益に寄与したとしている。

業績予想は据え置き

ケイブは通期の業績予想を、2026年7月14日に公表した売上高105億円、営業利益14億5000万円、純利益12億円のまま据え置いた。当四半期の営業利益は通期予想の38.3%にあたる。同社は、コラボ施策による増収幅が不確実なため、上方修正の有無は第2四半期以降の進捗を踏まえて判断すると説明した。