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ステーキチェーンのブロンコビリー、1〜9月期営業益48%増 食肉加工会社を買収

1〜9月期の営業利益は48.4%増、売上高は12.8%増。4月には西日本で出店を見込む店舗への供給に向け山口県の食肉加工会社を買収し、通期業績予想は据え置いた。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月22日2分で読めるブロンコビリー3091
小分けされたパティが並ぶ食肉加工ラインと、店舗の厨房へ向かう冷蔵配送ケース。

東証上場のステーキ・ハンバーグチェーン、ブロンコビリー(3091)が発表した1〜9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比48.4%増の30億5000万円、売上高が12.8%増の253億5000万円だった。親会社株主に帰属する四半期純利益は44.3%増の20億5000万円。売上高営業利益率は12.0%と、前年同期の9.2%から上昇した。

既存店売上高は7.8%増

1〜9月の既存店売上高は前年比107.8%とした。この数値は107.8%の増収ではなく、7.8%増を意味する。同社は当期の施策として、2026年4月にサラダバーを拡充してビュッフェへ刷新したことや、季節メニューの投入、6月からの韓国グルメフェア、漫画作品とのコラボレーションを挙げている。決算短信では増収の要因を特定の施策一つには帰していない。外食需要は総じて堅調に推移したとする一方、人件費やエネルギーコスト、原材料費の高騰により厳しい経営環境が続いているとしている。

西日本向けの食肉加工会社

同社は2026年4月、山口県で食肉加工および食肉惣菜の製造を手がける企業を完全子会社化した。子会社化した企業の既存販路の拡大と並行して、西日本エリアのブロンコビリー店舗向けに商品を製造・供給する体制を構築するとしている。これには管理機能のグループ集約も含まれる。9月末時点のグループ店舗数は、ブロンコビリー148店、とんかつ業態15店、居酒屋業態1店の計164店となった。

通期予想は据え置き

2026年7月22日に公表した通期業績予想は据え置いており、売上高は前期比12.5%増の340億円、営業利益は35.5%増の39億7000万円を見込む。同社はまた、2026年7月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施した。1株当たり純利益および期末配当予想の10円(分割前基準では20円)は分割を反映しているが、決算短信では年間配当金合計が空欄となっているため、配当の比較には注意が必要だ。1チェーンの既存店売上高は、全国の外食支出を測る指標にはならない。