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ベイカレント、2030年までに売上収益5000億円・マージン40%目標 資金を捻出

ベイカレントは2030年に向けた計画で売上収益5000億円、EBITDAマージン40%を目標に掲げ、手元に確保する現金を予想売上収益の約25%にとどめて、余剰分を投資と自社株買いに回す

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月15日2分で読めるベイカレント6532
土台の層を確保し、余剰分を投資と自社株買いの経路に分けた現金ブロックの山の抽象イラスト

東証上場のコンサルティング会社ベイカレント(6532)は、2030年に向けた新中期経営計画と、2035年までの長期ロードマップを策定した。同日、現金留保のルールを緩和し、自社株買いや投資に回せる余剰資金を増やした。示された目標は経営目標であり、同社自身の免責事項は、結果が目標と大きく異なる可能性があるとしている。

目標。2030年の計画は、売上収益5000億円、EBITDA2000億円、マージン40%を掲げる。同社が4月14日に公表した今期のガイダンスは、売上収益1900億円、EBITDA665億円、マージン35%。2035年のロードマップは、売上収益1兆円、EBITDA4500億円、マージン45%を目指す。同社は、売上収益2500億円、マージン30〜40%を目標としていた現中計を、約1年前倒しとなる来期中に概ね達成できる見通しだとしている。要因にはAI、サイバーセキュリティ、防衛関連の需要を挙げる。資料は会計年度の表記も変更し、「FY2026」は2027年2月期を指すことになった。

現金ルール。ベイカレントは毎年、予想売上収益の最大約40%を手元に確保してきた。内訳は、事業運営資金が約25%、将来の成長投資向けの固定枠が約15%。取締役会は今回、この15%の枠を廃止した。同社は今後、予想売上収益の約25%、約3カ月分の運転資金だけを確保すればよいとしている。これを超える現金は、設備投資、ケイパビリティ獲得のためのM&A、主要顧客とのJV、海外支援体制の整備といった成長投資と、自社株買いに充てる。同社は、規模も時期も予測しにくい投資のために固定枠を設けると、必要以上の現金を抱えることになっていたと説明している。

維持される点と未定の点。配当方針は変わらず、IFRSベースで配当性向40%を目安とする。今期は中間配当65円、期末配当65円の年間合計130円を予定する。お知らせは、今回の変更が今期の連結業績に影響しないとしている。自社株買いの規模や具体的な時期は示していない。自社株買いは今期中または期末決算開示の前後に実施する方針で、具体的な投資や自社株買いは決定した時点で開示するとしている。