アストロスケールホールディングス(186A)は10月の事業説明会で、英国国防省からの1500万ポンドの受注と、1320万ユーロのフランスの軌道離脱実証の2案件を挙げた。同社は為替前提を1ポンド=205円、1ユーロ=180円として、それぞれ31億2000万円、23億6000万円と示し、8月以降に確定した受注は54億円としている。両案件の発表はいずれも9月で、10月16日ではない。Tokyo Briefのこれまでの関連記事
各案件の契約先
英国案件はアストロスケールホールディングスにとって初の英国国防省との直接契約で、同社がプライムコントラクターを務める。発表は9月30日。説明会資料に契約期間やサービス内容の記載はない。
フランス案件の発表は9月11日。アストロスケールのフランス子会社は、直接の契約先であるExotrailのサブコントラクターで、最終顧客は宇宙機関のCNES。ミッションでは、アストロスケールが設計したドッキングプレートを使い、Eutelsat OneWebの衛星に接近・ドッキングして軌道離脱させる。契約は2030年まで。
いまだ目標の段階にある事項
説明会資料はこのほか、フランスの防衛用途向け小型静止衛星をめぐるHemeriaとのパートナーシップにも触れている。資料はパートナーシップと位置付けており、金額は示していない。
今期第1四半期の受注高は2億2400万円で、営業損失は27億5000万円だった。アストロスケールは、営業黒字化には継続受注と、原価回収基準から進捗度に応じた収益認識への変更が必要だと説明している。変更できれば契約期間中にマージンを計上できる。いずれも変更の可能性がある目標だと同社は述べている。
このほか、アストロスケールは10月30日にTOPIXへ採用される。グロース市場から追加される12社のうちの1社。同社は投資家層の拡大につながると期待している。
