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小糸製作所、上期利益が予想を22.9%上振れも通期上方修正は1.7%にとどまる

小糸製作所の上期営業利益は予想を22.9%上回った。一方、下期が当初計画を若干下回る見通しであることから、通期営業利益予想は1.7%増の610億円にとどまったが、配当予想は64円に引き上げた。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月28日2分で読める小糸製作所7276
生産ライン上の自動車用ヘッドランプアセンブリーと、その横に並ぶランプ部品で作られた長短2本の段差のある棒グラフ。

小糸製作所(7276)の業績予想の修正に関するお知らせによると、上期の営業利益は予想の250億円を22.9%上回る307億円で着地した。一方、通期の営業利益予想の上方修正は600億円から610億円へと1.7%の引き上げにとどまった。

上振れの要因

2026年4〜9月期の売上高は予想を5.1%上回る4782億円、親会社株主に帰属する中間純利益は予想の160億円に対し224億円だった。同社は要因として、為替換算の影響、新規受注の増加、各地域での合理化活動を挙げた。決算短信によると、前年同期比では売上高が7.0%増、営業利益が54.8%増となった。

上方修正が小幅にとどまった理由

下期について同社は、中東情勢をはじめとする地政学的リスクや各国の先行き不透明な経済動向を挙げた。計画に慎重な見通しを織り込んでおり、下期の業績予想は当初計画を若干下回るという。決算短信ではさらに、樹脂材価格が上昇したほか、下期以降は電子部品価格が利益を大きく圧迫する見込みだとしている。

修正後の通期予想は、売上高が9550億円(従来予想9330億円)、経常利益が675億円(同655億円)、当期純利益が430億円(同395億円)となった。前提為替レートは1ドル=155.0円、1元=22.8円としている。同社はまた、中国子会社の解散を含め、需要に合わせた中国生産体制の再構築を進めている(Tokyo Briefの過去の記事)。

増配を実施

取締役会は中間配当を予想の1株あたり28円から32円とし、期末配当予想も30円から32円に引き上げた。年間配当予想は従来予想の58円から6円増配の64円となる。