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丸大食品、中間期の利益予想を3分の2下方修正 値上げ遅れ響く

丸大食品はコスト増に対して値上げが遅れ、ハム・ソーセージの数量も減少したことから、中間期の営業利益予想を5月時点の43億円から14億5000万円に引き下げた。通期予想は11月9日に公表する予定だ。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月26日2分で読める丸大食品2288
右肩下がりの棒グラフ状に積まれたトレーの横で、食品加工ラインを流れるハムとソーセージのパック。

丸大食品(2288)は2026年9月中間期の営業利益予想を、5月14日に公表した従来予想の43億円から66.3%減の14億5000万円に下方修正した。一方、売上高の修正幅は小さく、従来予想の1230億円から1.1%減の1217億円とした。

売上高の微減と大幅な利益下振れ

同社によると、食肉事業は相場高の影響もあり販売が想定通り推移した。一方、ハム・ソーセージを中心とした加工食品の販売が計画を下回り前年並みにとどまったことが、売上高予想を押し下げた。

利益面への影響はさらに大きかった。丸大食品によると、原材料をはじめとする諸コストが想定をやや上回って増加した。市場動向を注視しながら価格改定を進めているが、進捗は当初の計画より遅れており、効果が現れるまでに時間を要している。また、ハム・ソーセージなど一部カテゴリーでは販売数量も減少した。

同社は営業利益が従来予想から28億5000万円減少した要因について、単価要因で14億円、数量・商品構成要因で9億円、その他要因で5億5000万円と内訳を示した。

中間期業績予想の修正
連結、2026年4〜9月期、単位:百万円。5月14日公表の予想に対する修正値。
項目前回発表予想今回修正予想増減率(%)
売上高123,000121,700-1.1
営業利益4,3001,450-66.3
経常利益4,5001,700-62.2
親会社株主に帰属する中間純利益3,2001,500-53.1

その他の損益項目

経常利益予想は従来の45億円から62.2%減の17億円、親会社株主に帰属する中間純利益予想は32億円から53.1%減の15億円とした。1株当たり利益予想は従来の133円16銭に対し62円43銭を見込む。

同社が参考値として示した前年同期実績は、中間期の売上高が1202億9000万円、営業利益が42億1000万円、親会社株主に帰属する中間純利益が31億9000万円だった。66.3%減という数値は5月公表の予想からの変化率であり、前年同期実績との比較ではない。

通期予想は精査中

丸大食品は2027年3月期通期の業績予想について、価格改定の進捗見通しなども含めて現在精査中だとしている。修正後の通期予想は、11月9日に中間期決算と同時に公表する予定だ。今回の開示には修正後の通期予想数値は記載されていない。