羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は、上期の国際線旅客数が計画を上回ったことを受け、通期の営業利益予想を従来の456億円から515億円に、売上高予想を2967億円から3047億円にそれぞれ引き上げた。
上期業績。 9月30日までの6カ月間(中間期)の営業収益は5.0%増の1486億円と過去最高を記録し、営業利益は29.2%増の277億円となった。親会社株主に帰属する中間純利益は5.9%増の142億円と伸びが鈍かった。一部の連結子会社で税務上の繰越欠損金の解消の蓋然性が高まり、税金費用を計上したことから、純利益は当初予想を下回ったとしている。
需要動向。 7〜9月期の羽田空港の国際線旅客数は前年同期比1.5%増加した一方、国内線旅客数はお盆やシルバーウィークの繁忙期に台風で多数の欠航便が生じた影響から同2%減少した。国際線売店売上高は7.4%増の507億円となり、同社は旅客数の増加と円安を背景とした旺盛な免税需要を要因に挙げた。
新たなターミナル施設。 9月1日に第1ターミナル北側サテライトを供用開始した。同社によると、鉄骨造と木造によるハイブリッド構造で、搭乗口6スポットを備える。供用開始に合わせて国内線の施設利用料が改定され、施設利用料収入の増加に寄与した。
配当。 中間配当は従来予想を据え置き1株当たり48円とし、期末予想は47円、年間予想は95円としている。修正後の通期純利益予想は258億円で、前期実績を11.5%下回る。9月の株式売出しの背景については、Tokyo Briefの過去の記事を参照。
