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フェローテックの日本抵抗器製作所TOBが成立、87.55%取得は決済時

フェローテックによる日本抵抗器製作所へのTOBは1株1901円で108万3273株の応募を集め、11月12日の決済で議決権所有割合は87.55%となる見込み。その後はスクイーズアウトと上場廃止を予定している。

電子部品の抵抗器のイラストと、過半数の支配権を示す棒グラフ

フェローテック(6890)による日本抵抗器製作所(6977)に対する株式公開買付け(TOB)は、買付予定数の下限を上回り成立したが、経営権はまだ移っていない。決済の開始日は11月12日で、開示資料では支配権の異動は完了ではなく予定として扱われている。

TOBの応募結果

買付期間は2026年9月18日から11月5日までの30営業日で、買付価格は1株当たり1901円だった。買付予定数の下限61万8700株に対し、108万3273株の応募があった。買付予定数に上限を設定しておらず、下限を満たしたため、フェローテックは応募株式のすべてを買い付ける。

フェローテックの公開買付報告書によると、買付け後の所有議決権数は1万832個、議決権所有割合は87.55%となる。この割合は、発行済株式総数124万株から自己株式2797株を控除した株式数に係る議決権数1万2372個を分母として算出されている。フェローテックはTOB前に株式を所有していなかった。

取得価額と今後の日程

フェローテックによると、アドバイザリー費用を除いた取得価額は20億6000万円。日本抵抗器製作所によると、11月12日に決済が行われれば、フェローテックは同社の親会社および主要株主である筆頭株主となる。これにより、日本抵抗器製作所はフェローテックの連結子会社となる。

対象会社は規模が小さく、赤字が続いている。2025年12月期の業績は、売上高が59億円、営業損益が1億1000万円の赤字、最終損益が3億7700万円の赤字だった。

今後の手続き

フェローテックは全株式を取得できなかったため、決済完了後に残る株主から株式を取得するスクイーズアウト手続きを実施し、日本抵抗器製作所の株主をフェローテックのみとする予定だ。日本抵抗器製作所株は東証スタンダード市場に上場しているが、スクイーズアウト手続きが実行されれば、同取引所の上場廃止基準に従い、所定の手続きを経て上場廃止となる。

日本抵抗器製作所は、具体的な手続きや実施時期についてフェローテックと協議の上、決定次第公表するとしている。フェローテックは、今回の子会社の異動が今期業績予想に与える影響を現在精査しているとした。