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ユニ・チャーム1〜9月期5.1%増収、ペットケア13%増もアジア低調

ユニ・チャームの1〜9月期売上高は5.1%増の7293億円とペットケアが13.0%増で牽引し、6月30日にはブラジルのペットフードメーカー買収も完了したが、アジアのコア営業利益は18.3%減、親会社所有者帰属利益は6.6%減となった

執筆:Tokyo Brief Desk2026年11月6日2分で読めるユニ・チャーム8113
店舗の棚の片側にペットフードや猫用おやつ、もう片側に紙おむつのパックが並び、事業間の成長のばらつきを示している

ユニ・チャーム(8113)の2026年1〜9月期連結決算は、売上高が前年同期比5.1%増の7293億円、コア営業利益が3.3%増の895億円となった一方、親会社の所有者に帰属する四半期利益は6.6%減の567億円だった。税引前利益は0.7%減の928億円だった。前年同期には2020年に発生したインド・アーメダバード工場の火災に伴う保険金収入53億円を計上しており、決算説明資料では税引後の減益について、この保険金収入とそれに伴う税効果の反動による一時的な影響としている。

ペットケア伸長、アジアは低調

ペットケア事業の売上高は13.0%増の1278億円、セグメント利益(コア営業利益)は12.4%増の217億円となった。最大セグメントであるパーソナルケア事業の売上高は3.4%増の5904億円、セグメント利益は664億円で横ばいだった。同社は北米の猫用ウェットおやつが好調だったとしており、北米の売上高は為替変動を除いた実質ベースで10%増加した。

アジアは振るわなかった。売上高は1.7%増の2966億円となったものの、コア営業利益は18.3%減の123億円に落ち込んだ。為替変動を除く実質ベースでは、中国の売上高が17%減、タイが7%減となった。同社によると、生活防衛意識の高まりからアジアのベビーケア関連商品の一部で二極化が続いたほか、中国では風評被害からの回復が想定より遅れている。決算説明資料では、インドのGST評価損27億円を除けば、アジアの業績は実質的に前年同期並みだったとしている。

ブラジル企業を傘下に

同社のブラジル子会社は6月30日、ペットフードメーカー、Nutrire Indústria de Alimentosの全持分を取得した。新規連結した子会社2社のうちの1社となる。取得対価は現金226億円で、のれんとして192億円を計上した。取得原価の配分が完了していないため両数値とも暫定値であり、取得価額は運転資本の調整に伴い変動する可能性がある。

通期の連結業績予想は売上高1兆150億円、親会社の所有者に帰属する当期利益700億円で据え置いた。1〜9月期の帰属利益は通期計画に対し進捗率81.0%となっている。