回転ずしチェーン「スシロー」を運営する東証上場のFOOD & LIFE COMPANIES(3563)が発表した2026年9月期連結決算は、売上収益が前期比26.9%増の5153億円、営業利益が47.0%増の515億円と過去最高を更新した。親会社の所有者に帰属する当期利益は54.2%増の354億円だった。
海外スシロー事業が業績をけん引
海外スシロー事業の売上収益は前期比62.0%増の2129億円、セグメント利益は68.4%増の275億円だった。これに対し国内スシロー事業の伸びは緩やかで、売上収益は10.5%増の2937億円、セグメント利益は12.3%増の202億円となった。
背景には店舗数の拡大がある。決算説明資料によると、海外店舗数は108店の出店と2店の閉店により234店から340店に増加し、新規出店のうち72店を中国大陸が占めて同地域の店舗数は計135店となった。中国の売上収益は前期の292億円に対し799億円だった。
国内スシローの期末店舗数は671店だった。既存店売上高は前期比107.9%で、内訳は客数が102.5%、客単価が105.2%だった。同社はキャラクターとのコラボ企画やキャンペーン、「デジロー」改装が寄与したとしており、国内のデジロー導入店舗数は227店に達したという。
京樽の売却で比較ベースが変更
同社は2026年9月1日に子会社である京樽の全株式のSRSホールディングスへの譲渡を完了した。これに伴い京樽事業を非継続事業に分類しており、当期および前期の売上収益、営業利益、税引前利益は継続事業のみの数値を表示している。
この結果、グループの店舗数は1198店から1117店に減少した。内訳は出店135店、閉店39店、連結除外177店。親会社の所有者に帰属する当期利益には、非継続事業からの利益17億7000万円が含まれている。継続事業ベースの基本的1株当たり当期利益は148円04銭(前期は96円17銭)だった。非継続事業を含む基本的1株当たり当期利益は155円82銭(前期は101円35銭)で、両期とも2026年7月1日を効力発生日とする1株につき2株の株式分割を考慮した数値となっている。
一方、減益要因もあった。賃貸借契約に伴う原状回復費用の見積もり変更により、営業利益が15億2000万円押し下げられた。
次期の業績予想
| 項目 | 2025年9月期 | 2026年9月期 |
|---|---|---|
| 売上収益 | 4061億円 | 5153億円 |
| 営業利益 | 350億円 | 515億円 |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 229億円 | 354億円 |
| 基本的1株当たり当期利益 | ¥101.35 | ¥155.82 |
2027年9月期通期の連結業績予想は、売上収益が前期比18.4%増の6100億円、調整後EBITDAが20.0%増の870億円、営業利益が19.0%増の613億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が10.2%増の390億円を見込む。決算説明資料によると、150〜160店の出店を予定している。
株式分割後の期末配当は1株当たり20円00銭。前期の35円00銭は分割調整後で17円50銭に相当する。次期は業績予想の達成を前提に22円50銭を予定している。
