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トヨタ自動車、損保保有の1億875万株を1株2725円で公開買付け

トヨタ自動車は損害保険各社が保有する自社株について、1株2725円で上限1億875万株の公開買付けを実施する。買付代金は約2964億円で、取得株は消却される。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年11月6日2分で読めるトヨタ自動車7203
4社の株主からの自己株式取得を表し、株券の束が漏斗を通って元帳へと流れる様子を描いたイラスト

トヨタ自動車(7203)は、1株2725円で上限1億875万841株(自己株式を除く発行済株式の約0.92%)の自己株式公開買付けを開始した。買付代金は約2964億円。買付期間は2026年11月6日から12月7日まで(21営業日)で、決済開始日は12月29日。

対象は政策保有株式だ。トヨタ自動車によると、複数の政策保有株主が同社株を保有しており、そのうち損害保険各社は保有縮減の方針を掲げている。市場で売却されれば同社株の需給が一時的に悪化するとの懸念を示しており、自己株式の取得が1株当たり当期純利益や自己資本当期純利益率の向上に寄与するとも見込む。

売り手はMS&ADインシュアランスグループホールディングスの子会社2社(6072万9315株と330万8326株)および他の損害保険会社2社(3829万8600株と641万4500株)。4社は買付予定数にあたる計1億875万741株を応募する意向を示している。

買付価格は、11月4日の終値(3028円)と同日までの過去1カ月間の平均値(3030円)のいずれか低い方から10%ディスカウントした水準。トヨタ自動車は、類似の公開買付け52件のうち47件がディスカウント率10%だったとしている。応募が買付予定数を超えた場合はあん分比例で買い付ける。損保各社はその場合により多く応募する意向を確認しており、手元に残る株式の扱いは未定としている。

トヨタ自動車はまた、8月4日の決議に基づく自己株式の取得枠を5億株・1兆円から6億1000万株・1兆3000億円に引き上げる。同取得枠では9月30日までに6376万6500株を約1950億円で取得していた。今回の公開買付けで取得する株式は、両決議に基づく自己株式取得が完了した四半期の末日に消却される。今回の公開買付けは取得完了分ではない。同社によると、9兆4800億円の手元資金は買付け後に9兆1900億円へ減少する。

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