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トヨタ、1月再編でロボ・教育組織を新設 インド中東と東アジア分割

トヨタは2027年1月1日付で生産トップ傘下のロボティクス組織と会長率いる教育本部を新設し、北米・中国・アジアの地域トップを交代させる

執筆:Tokyo Brief Desk2026年11月5日3分で読めるトヨタ自動車7203
企業の組織再編を表す、組み立てライン上のロボットアームと、分岐する接続線およびエンジンブロックに統合されるブロックのイラスト。

トヨタ自動車(7203)は2027年1月1日付でロボティクス組織と教育本部を新設するほか、2つの開発センターを廃止し、北米・中国・アジアの地域トップを交代させる。この組織改正と役員・幹部職人事は2026年11月5日に発表された。

ロボティクスと教育を独立組織に

全社直轄の新組織としてトヨタロボティクスを設ける。トヨタはロボットを将来の事業の柱と位置付ける。組織長には執行役員兼Chief Production Officerが就き、既存のモノづくり技術本部長も兼務する。同氏は社内に分散しているロボティクス関連の知見や人材、機能を結集する。同組織は開発部門と連携し、工場へのロボット展開や実用化、事業化に取り組む。

新設の教育本部は個人的な関与がより色濃い取り組みとなる。会長が本部長を務めて自ら指導に携わり、実務を通じて次世代に同社の流儀を伝えていく。

また、総務・人事本部と経理本部を統合して1つの新本部を設ける。名称には、通常の「管理」という言葉の代わりに、見守るという意味の「看」の字を当てた。現在Chief Risk OfficerとChief Compliance Officerを務める幹部が本部長に就く。専門人材をより現場の近くに配置する狙いがあるとしている。

2つの開発センターは他組織へ統合

トヨタはCN開発センターを廃止し、その機能をパワートレーンカンパニーへ移管する。ハイブリッドを中心とする企画、先行開発、量産開発と一体化する。

未来創生センターも廃止する。その研究機能は先進技術開発カンパニーとデジタルソフト開発センターへ統合し、探索活動と技術の開発・実装を担う組織を連携させる。

渉外広報分野では、広報機能とIR機能の一部を統合し、メディアや投資家への情報発信を一元化する。また、トヨタ、Lexus International Company、GAZOO Racing Companyの一部広報機能を統合するほか、渉外機能と調査機能を統合して企業インテリジェンス機能とする。

地域トップの交代

海外の取引先にとって最も重要なのは地域体制の変更だ。トヨタ自動車は北米、中国、アジアを担当する地域CEOと、事業・販売Presidentを交代させる。名簿によると、北米本部長にはトヨタモーターノースアメリカ出身のMark Templin氏が就く。

インド・中東・東アジア・オセアニア本部は2つに分割する。インド・中東本部はインドでの新工場の立ち上げや、域内の事業・機能の連携に注力する。東アジア・オセアニア本部は各市場の顧客や販売・生産現場に軸足を置く。トヨタは、異なる市場環境や成長段階、事業課題に応じた体制にするとしている。

人事一覧表によると、退任する北米本部、中国本部、アジア本部の各本部長はSenior Fellowに就く。

経営トップは留任

今回の発表は最高経営責任者(CEO)の交代ではない。2027年1月1日付の体制一覧には同じ社長兼Chief Executive Officer、Chief Technology Officer、Chief Financial Officerが記載されており、担当変更を示す印は付いていない。トヨタは変更のある役職にアスタリスク(*)を付しているが、社長兼CEOはその対象に含まれていない。