ソフトバンクグループ(9984)は、外貨建てシニア社債の発行条件を決定した。発行総額は約111億ドル相当で、同社の換算レートでは約1兆7600億円相当となる。利率は7.125%から9.75%の範囲で、S&Pグローバル・レーティング・ジャパンとフィッチ・レーティングス・ジャパンはいずれも全トランシェをBB+と格付けしており、投機的格付けの水準にある。
米ドル建ては2030年から2034年までの3つの償還期限に分かれて総額100億ドル、ユーロ建ては2032年までの2つの償還期限に分かれて10億ユーロを発行する。5本のトランシェはいずれも発行価格を額面の100%に決定した。
| 通貨 | 償還期限 | 発行額 | 利率 |
|---|---|---|---|
| 米ドル | 2030年4月 | 10億ドル(1583億円) | 8.625% |
| 米ドル | 2032年4月 | 45億ドル(7124億円) | 9.250% |
| 米ドル | 2034年4月 | 45億ドル(7124億円) | 9.750% |
| ユーロ | 2030年10月 | 5億ユーロ(901億円) | 7.125% |
| ユーロ | 2032年10月 | 5億ユーロ(901億円) | 8.000% |
すべての社債は無担保・無保証で、いずれも東京市場には上場せず、5本すべてがシンガポール証券取引所に上場する。発行はRule 144AおよびRegulation Sに基づき行われ、米国、欧州、アジアの機関投資家を対象とする一方で日本は明確に除外される。ソフトバンクグループは国内の有価証券届出書を提出する予定はなく、適用法令上認められる例外を除き、本社債は日本の居住者に対して募集されない。米ドル建てトランシェのジョイント・グローバル・コーディネーターはシティグループ・グローバル・マーケッツ、ゴールドマン・サックス、JPモルガン証券、モルガン・スタンレーで、ユーロ建てトランシェはJPモルガン証券、ドイツ銀行ロンドン支店、ゴールドマン・サックス・インターナショナルが務める。払込期日は2026年9月29日を予定している。
ソフトバンクグループによると、調達資金は2026年2月にコミットしたOpenAI Group PBCへの300億ドルの追加出資のうち、最終となる第3弾のトランシェ(2026年10月1日に実行予定の100億ドル)および一般事業資金に充当される。同社はまた、2026年3月に締結した総額400億ドルのブリッジファシリティのうち、残る未使用枠100億ドルを解約する予定だという。
社債の払込みはまだ完了しておらず、資金使途であるOpenAIへの出資分もまだ支払われていない。
