横浜市に本社を置く半導体マスク・ウェハ検査装置メーカーのレーザーテック(6920)は、自社の業績推移表がカバーする過去5期で初めての減収減益となった。2026年6月期の連結売上高は前期の2515億円から8.3%減の2305億円、経常利益は前期の1194億円から9.7%減の1079億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の847億円から8.5%減の775億円となった。
減収減益となったのは、新規受注が前期の落ち込んだ1052億円から2375億円へと急回復したにもかかわらずだ。レーザーテックはAIデータセンター向け半導体への旺盛な投資を背景に、CPUやGPU、高帯域幅メモリの市場全体での需要が受注回復を牽引したと説明したが、同期の売上高には現在流入している受注の強さではなく、前期に計上された弱い受注がなお反映されている。品目別では、半導体関連装置の売上高が17.2%減の1681億円、その他製品が32.5%減の37億円となった一方、サービス収入は36.5%増の586億円となった。
2030年6月期までを対象とするレーザーテックの6カ年計画では、依然として売上高4000億円から5000億円、営業利益率35%以上を目標として掲げている。経営陣は、納期を1.5~2年から0.5~1.5年に短縮し、サービス収入を売上高の20%以上に引き上げ、グループ従業員を年200人以上増やす方針を示した。グループの従業員数はすでに1163人から1335人に増加している。
