SGホールディングス(9143)は通期の営業利益予想を従来の970億円から1000億円へ、営業収益予想を1兆7400億円から1兆8200億円へそれぞれ上方修正した。一方、デリバリー事業は逆の動きとなり、営業収益予想を1兆900億円から1兆1050億円へ引き上げたものの、営業利益予想は760億円から730億円へ下方修正した。
個数増も単価下振れとコスト増が重荷
同社は企業間物流(BtoB)と消費者向け(BtoC)の双方が計画を上回って推移していることを受け、通期の取扱個数予想を13億9000万個から14億2000万個へ引き上げた。一方、平均単価予想は663円から660円へ引き下げた。適正運賃収受に向けた価格交渉は継続しているものの、越境ECなど小型荷物の構成比が高まったことで平均単価が計画を下回ったとしている。
費用も増加した。原油価格の上昇に伴い、燃料費やパートナー企業に対する燃料サーチャージ負担が膨らんだ。また、年末繁忙期に向けて輸送能力を先行して確保したことで、外注費が当初想定を上回る見込みとなった。9月までの上半期のデリバリー事業の営業利益は18.0%減の249億円だった。
同社は下期から単価改善と輸送ネットワークの効率化を徹底するとしている。決算説明資料によると、2027年1月から届出運賃を大型荷物を中心に約13.8%引き上げる。
グローバル物流が上方修正をけん引
グローバル物流事業の営業利益予想は従来の40億円から112.5%増の85億円へ、営業収益予想は3800億円から4400億円へそれぞれ引き上げた。燃料価格に連動した航空運賃の上昇や、半導体需要の拡大に伴うモリソンの取扱物量の増加を要因に挙げている。ロジスティクス事業の営業利益予想も75億円から85億円へ引き上げた。
純利益予想は50億円引き上げ650億円とした。本業の改善ではない投資有価証券売却益45億円の特別利益計上も反映したとしている。
中間期の営業利益は、5月時点の会社予想である360億円に対し414億4000万円となった。期末配当予想は1株当たり28円へ引き上げ、年間配当予想を54円から55円とした。
