セキ(東証スタンダード:7857)は、水性フレキソ印刷加工事業の生産能力拡大に向け、愛媛県東温市に第2工場となる東温工場(仮称)を新設する。取締役会は2026年9月17日にこの計画を承認し、投資額は約43億円を予定、自己資金と銀行借入で調達する。
新工場は鉄骨造2階建てで、延床面積4,453.08平方メートル、すでに同社が所有する12,089.53平方メートルの敷地に建設する。設備には水性フレキソ印刷機、加工設備、自動ラック倉庫、物流設備を導入し、既存のSEKI BLUE FACTORYラインの改修も行う。同工場では食品用パウチや飲料ラベルなどのフレキシブルパッケージを製造する。
着工は2027年2月を予定し、建物完成は2028年2月、稼働開始は2028年4月の予定。セキは、当該工場がまだ稼働していないことから、2027年3月期の連結業績への影響は軽微にとどまるとしている。
同社は今回の投資について、主力の商業印刷市場が縮小するなか、2017年に水性フレキソ印刷事業に参入して以来の方針転換の延長と位置付けている。セキは2024年3月にフジシールグループと資本業務提携を締結したことを背景として挙げ、両社は今後、ラップアラウンドラベル市場の拡大を共に目指す意向だとしている。同社は、環境に配慮した包装への需要拡大に対応するために新たな生産能力が必要だと説明しているが、この需要動向の見方は同社自身の見解であり、独立した市場データによって検証されたものではない。
