アルプスアルパインは保有する日本精機株全300万株を、日本精機が9月18日に予定する自己株式の取引所外買付けに全て売却する。日本精機の取締役会は9月17日、発行済株式(自己株式除く)の6.27%に当たる最大361万株を、同日終値の1株2764円で買い付ける自己株式取得を決議した。買付総額は最大99.8億円となる。アルプスアルパインが保有する全株式は、この上限に十分収まる規模だ。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 売り手 | アルプスアルパイン(日本精機株の全保有分) |
| 売却株式数 | 300万株 |
| 買付け上限 | 最大361万株(発行済株式(自己株式除く)の6.27%) |
| 買付価格 | 1株2764円(9月17日終値) |
| 買付総額の上限 | ¥9.98bn |
| アルプスアルパインの見込み利益 | 特別利益約50億円 |
| 予定される取引 | 2026年9月18日のToSTNeT-3セッション |
取引が計画通り成立すれば、アルプスアルパインは2027年3月期の上半期(9月末まで)に、投資有価証券売却益として約50億円の特別利益を計上する見込みだ。同社はこの売却を、政策保有株式の縮減と資本効率向上に向けた取り組みの一環と位置付けており、これは自動車用インストルメントクラスターやヘッドアップディスプレイを手掛ける日本精機との資本提携を解消し、事業提携のみに移行するとした1月27日の決定を踏まえたものだ。
両社とも数値の確定を保証しているわけではない。日本精機の開示によれば、買付注文は9月18日のToSTNeT-3セッションでのみ有効であり、市場動向次第では一部しか約定しない、あるいは全く約定しない可能性もあるという。アルプスアルパインが見積もる50億円という金額は、日本精機の9月17日終値を前提としたものであり、売買が成立する株数が想定より少ない場合や費用が前提と異なる場合には変動し得る。日本精機は9月18日のセッション終了後、速やかに自己株式取得の結果を公表する予定であり、アルプスアルパインはこの利益が2027年3月期通期業績見通しに与える影響について、現時点でも精査中だとしている。
