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中部鋼鈑、価格上昇の遅れで業績予想を下方修正

厚板の価格上昇が浸透せず、中部鋼鈑は上半期営業損益を8億円の損失に下方修正、通期営業利益予想も75%減の3億円に引き下げ

執筆:Tokyo Brief Desk2026年9月17日2分で読める中部鋼鈑5461
厚板の価格上昇の停滞を象徴する、下降する価格矢印が描かれた製鉄所の資材置き場に積まれた鋼板のイラスト。

中部鋼鈑(東証5461)は2026年9月17日、5月12日に公表した業績予想の達成が困難になったと取引所に発表した。要因は需要の弱さではなく、価格上昇の停滞にある。

同社によると、主力製品である厚板の販売量はおおむね想定通りで推移している。しかし、採算改善を狙った価格上昇の浸透が遅れており、実際の販売価格が計画を下回る結果となり、売上高・利益を押し下げている。

中部鋼鈑は2026年4月から9月までの上半期について、連結売上高予想を従来の304億円から295億円に下方修正した。これに伴い、営業利益は1億円の利益予想から8億円の損失予想に、純利益も1億円の利益予想から5億円の損失予想に、それぞれ下方修正された。

中部鋼鈑:9月17日修正前後の業績予想
中部鋼鈑が2026年9月17日に発表した業績予想の修正に関するお知らせに基づく連結業績。
項目従来予想(A)修正後予想(B)変化
上半期売上高(2026年4月-9月)¥30.4bn¥29.5bn-3.0%
上半期営業利益1億円の利益8億円の損失損失に転落
上半期純利益1億円の利益5億円の損失損失に転落
通期売上高¥69.6bn¥68.7bn-1.3%
通期営業利益¥1.2bn¥300mn-75.0%
通期純利益¥900mn¥300mn-66.7%

通期見通しは、売上高の下落率は小さいものの、利益の下落率は非常に大きい。2027年3月期の連結売上高予想は696億円から687億円に1.3%下方修正され、営業利益予想は75%減の3億円、純利益予想は66.7%減の3億円となった。1株当たり利益予想は33円22銭から11円32銭に下方修正された。

この圧力はグループ全体に限らない。単体では、中部鋼鈑は通期で3億円の営業損失、1億円の純損失を見込んでおり、従来はいずれも利益を予想していた。

これらは修正後の予想であり、確定した業績ではない。同社の発表では、実際の業績は現時点でまだ数値化していない要因により、今後変動し得るとしている。