中部鋼鈑(東証5461)は2026年9月17日、5月12日に公表した業績予想の達成が困難になったと取引所に発表した。要因は需要の弱さではなく、価格上昇の停滞にある。
同社によると、主力製品である厚板の販売量はおおむね想定通りで推移している。しかし、採算改善を狙った価格上昇の浸透が遅れており、実際の販売価格が計画を下回る結果となり、売上高・利益を押し下げている。
中部鋼鈑は2026年4月から9月までの上半期について、連結売上高予想を従来の304億円から295億円に下方修正した。これに伴い、営業利益は1億円の利益予想から8億円の損失予想に、純利益も1億円の利益予想から5億円の損失予想に、それぞれ下方修正された。
| 項目 | 従来予想(A) | 修正後予想(B) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 上半期売上高(2026年4月-9月) | ¥30.4bn | ¥29.5bn | -3.0% |
| 上半期営業利益 | 1億円の利益 | 8億円の損失 | 損失に転落 |
| 上半期純利益 | 1億円の利益 | 5億円の損失 | 損失に転落 |
| 通期売上高 | ¥69.6bn | ¥68.7bn | -1.3% |
| 通期営業利益 | ¥1.2bn | ¥300mn | -75.0% |
| 通期純利益 | ¥900mn | ¥300mn | -66.7% |
通期見通しは、売上高の下落率は小さいものの、利益の下落率は非常に大きい。2027年3月期の連結売上高予想は696億円から687億円に1.3%下方修正され、営業利益予想は75%減の3億円、純利益予想は66.7%減の3億円となった。1株当たり利益予想は33円22銭から11円32銭に下方修正された。
この圧力はグループ全体に限らない。単体では、中部鋼鈑は通期で3億円の営業損失、1億円の純損失を見込んでおり、従来はいずれも利益を予想していた。
これらは修正後の予想であり、確定した業績ではない。同社の発表では、実際の業績は現時点でまだ数値化していない要因により、今後変動し得るとしている。
