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プロクレアホールディングス、銀行子会社の債券含み損144億円 予想は据え置き

プロクレアホールディングスは、銀行子会社が保有する満期保有目的の債券について、9月30日時点の含み損が前期経常利益の220.3%に当たる144億4800万円になったと発表した。5月公表の業績・配当予想は据え置く。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月26日2分で読めるプロクレアホールディングス7384
債券ポートフォリオの帳簿価額と時価の差を表す、扇状に広がる債券を背景に狭い隙間を空けて重ねられた高さの異なる2つのブロック。

プロクレアホールディングス(7384)は、連結子会社の銀行が保有する満期保有目的の債券について、2027年3月期第2四半期末(2026年9月30日)時点の含み損が144億4800万円になったと発表した。同発表では、業績予想および配当予想は変更しないとしている。

含み損の規模

同社は今回の含み損を2026年3月期の利益実績と比較している。144億4800万円は、連結経常利益65億5700万円の220.3%、親会社株主に帰属する当期純利益37億8300万円の381.8%に相当する。これらの比率は一時点における保有債券の時価と簿価の差額を通期の利益と比較したもので、損益に計上された損失ではない。

債券含み損の概要
2026年9月30日時点におけるプロクレアホールディングスの銀行子会社の満期保有目的の債券と、2026年3月期の利益との比較。出所:プロクレアホールディングスの開示資料。
項目金額
含み損の総額144億4800万円
含み益1300万円
差引き含み損144億3500万円
対象債券の帳簿価額2165億9000万円
対象債券の時価2021億5500万円
2026年3月期の連結経常利益65億5700万円(含み損比率220.3%)
2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益37億8300万円(含み損比率381.8%)

対象債券の帳簿価額は2165億9000万円、時価は2021億5500万円である。今回の開示は、満期保有目的の債券のうち時価を合理的に算定できるものすべてを対象としている。

含み損の総額と差引き含み損益

開示資料にある2つの数値は混同すべきではない。144億4800万円は含み損の総額である。同じ債券の含み益が1300万円あるため、差引き含み損は144億3500万円となる。同社および銀行子会社の第2四半期末はいずれも9月30日である。

業績についての同社の説明

プロクレアホールディングスは、2026年5月15日に公表した2027年3月期の連結業績予想および配当予想に変更はないとしている。今回の開示はこの数値を「含み損」と記載しており、減損処理や売却、実現損は発表していない。また、保有銘柄の内訳や帳簿価額と時価の差が生じた要因も示していない。

通例どおり、開示資料には将来に関する記述が現在入手している情報および合理的と判断する前提に基づいており、実際の業績は大きく異なる可能性があるとの注意書きが添えられている。

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