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鈴茂器工、通期営業益予想を45%上方修正 欧州・東アジアが北米補う

鈴茂器工は東アジアと欧州の販売好調を受け、通期の営業利益予想を10億円から14億5000万円に引き上げた。北米は製品供給の遅れで低調に推移したほか、35円の年間配当予想は据え置いた。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月26日2分で読める鈴茂器工6405
梱包ラインを流れるシャリロボット。2つの箱詰めステーションでは順調に流れる一方、1つのステーションでは機体が滞留している

寿司ロボットメーカーの鈴茂器工(6405)は、2027年3月期の営業利益予想を従来の10億円から14億5000万円に上方修正した。前期実績比ではなく従来予想比で45.0%の増益となる。修正後の純利益予想は10億円(従来予想は6億3000万円)、売上高予想は従来予想比わずか0.5%増の176億6500万円とした。

中間期は計画を上回る見通し

2026年9月中間期の営業利益予想は6億2100万円(従来予想3億5000万円、前年同期実績7900万円)、売上高予想は84億8700万円とした。海外売上高が修正を牽引し、中間期の予想は従来の31億1500万円から33億5500万円に引き上げた一方、国内売上高は51億3100万円と従来予想の51億5500万円をわずかに下回る見通しだ。

需要の地域差

会社側によると、東アジアは中国景気の低迷に伴う設備投資の延期が一部みられたものの、日系外食企業の進出拡大を受けて需要が好調に推移し、売上高は計画を上回る見込みだ。欧州も、大手事業者への提案営業や販売店の支援活動によって需要が伸長し、計画を上回る見通しとしている。一方、北米では特定製品の需要急増に対して供給体制が整わず、売上高は想定を下回ったという。

国内では、懸案だったコメ価格が落ち着いてきたことで顧客の設備投資意欲が回復しつつあるとしている。寿司ロボットの売上高はほぼ計画通り、ご飯盛付けロボット「Fuwarica」は計画をやや下回る進捗だという。

通期見通し

通期の売上高予想について、同社は海外を従来の67億9500万円から69億6500万円に引き上げた一方、国内は107億8500万円から107億円に引き下げた。北米が当初計画を下回るほか、下半期の海外売上高も計画をやや下回って推移する見通しだとしている。利益率の改善については、自社製品の販売好調と価格改定効果の一部発現を要因に挙げた。

年間配当予想は1株当たり35円で据え置いた。取締役会は別途、9月30日を基準日、12月10日を効力発生日とする1株当たり15円(総額1億7000万円)の中間配当を決議した。