米国の未上場株を国内投資家に販売する東京のファンド運営会社HiJoJo Partnersは、11月20日に予定する東証グロース市場への上場について募集・売出しの条件を決定したが、発行価格は未定とした。10月26日付の訂正有価証券届出書では、1株当たりの想定仮条件を520〜555円、中心価格を537円50銭としている。
募集・売出しの概要
取締役会は国内販売の上限となる新株540万5400株の発行を承認したほか、既存株主が引受証券会社を通じて360万3600株を売り出す。みずほ証券はオーバーアロットメントによる売出しで最大135万1300株を追加販売する可能性があるが、需要状況によって株数が減少するか、実施されない場合がある。中心価格で試算すると、新株発行による調達総額は約29億1000万円、差引手取概算額は26億4000万円となる。
日程は11月4日に仮条件を提示し、12日に価格を決定、13〜18日の申込期間を経て19日に払い込みを行う。なお、株式数は11月4日の取締役会で変更される可能性がある。
調達資金の使途
同社は2027年10月期に、国内ファンドに先立って非上場株を取得する米国子会社向けに20億円を充当する計画だ。また、計画中のプライベート・エクイティ投資法人で投資家と共同出資する資金として、同期に5億円、2028年に残額を投じる。
収益構造の課題
売上高に占める成功報酬の割合は、2025年10月期に48.6%、2026年4月までの6カ月間(中間期)には75.8%に達した。2026年7月までの9カ月間では、単一のファンド組合「Space Fund 2」が売上高の69.8%を占めた。同社は、2027年10月期にスペースXのイグジット(投資回収)があれば業績に影響する可能性があるとする一方、成功報酬は複数の投資先のイグジットから得ていると説明している。
