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アズビル、市場外取引でオーテックへの出資比率を20.04%に引き上げることで合意

アズビルがオーテック株238万7000株を1株3000円で取得し、出資比率を4.79%から20.04%に引き上げることで合意。公正取引委員会の承認後、11月上旬の決済を予定する。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月26日2分で読めるオーテック1736アズビル6845
ビル制御盤と、小さな保有ブロックが大きなブロックへと拡大する抽象図。

アズビル(6845)は、1961年以来自社製品の販売・施工を担う特約店であるオーテック(1736)の株式238万7000株を、光通信のグループ会社が無限責任組合員を務める5つの投資事業有限責任組合から取得することで合意した。市場外での買付はオーテックの議決権の15.25%に相当し、アズビルの議決権所有割合は4.79%から20.04%(313万7000株)に高まる見込みだ。

取得価額と条件

アズビルの適時開示によると、取得価額は1株当たり3000円、総額71億6000万円。両社は2026年10月26日に資本業務提携契約を締結し、アズビルは同日、売主の5組合と株式譲渡契約を締結した。決済は公正取引委員会から排除措置命令を行わない旨の通知をアズビルが受領した日から3営業日後の11月上旬を予定している。アズビルの開示資料は、法定の待機期間の経過も条件としている。株式譲渡は予定段階の条件付き取引であり、完了していない。

異動後の位置付け

株式譲渡の完了後、アズビルはオーテックが持分法適用関連会社になると見込む。オーテックによると、アズビルは主要株主および「その他の関係会社」となる見込みだが、2026年3月31日時点の議決権に関するオーテック自身の算出基準では、同日時点の既存の筆頭株主に変更はない。オーテックは、異動後の数値はアズビルからの連絡に基づくものであり、アズビルの実質所有分は確認できていないとしている。

業務提携の内容

提携は、施工管理技士や主任技術者などの有資格者を含む施工人材の育成・活用、大型で高度な案件に対応する技術・技能の向上、製品・サービスの共同開発の3領域にわたる。アズビルは、ビルディングオートメーション事業の拡大にあたり、施工・エンジニアリング人材の確保と育成を重要な課題に挙げている。両社とも採用人数や開発予算は明らかにしていない。

アズビルは、今回の提携と株式取得が2027年3月期の連結業績に与える影響は軽微と見込んでいる。オーテックは、中長期的に業績と企業価値の向上に資するとの見通しを示している。