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NECの応募拒否、CEホールディングス買収者に買付下限引き下げ迫る

NECはSK-03によるCEホールディングスへの1,650円の公開買付けへの応募を見送り、より安価な自社株買いを待つことに合意し、これにより買収者は買付予定数の下限を120万株引き下げ376万8300株とせざるを得なくなった。

2026年9月1日3分で読めるCEホールディングス4320
株式の塊が山の間を移動する様子と、引き下げられた保有比率のしきい値を示すゲージのイラスト

NECが一方の公開買付けを見送り、より安価な買付けを待つ決定を下したことで、CEホールディングスの支配権獲得を目指す買収者は、買付予定株数と下限の両方を引き下げざるを得なくなった。

札幌に本社を置き、証券コード4320で取引されるCEホールディングスは9月1日、SK-03が8月6日に開始した非公開化を目的とする公開買付けの条件を修正する意見表明報告書の訂正を提出した。買付けは9月17日まで実施され、価格は1株1,650円で、SK-03が買い付ける株数に上限は設定されていない。

NECの出口戦略

CEホールディングスの第3位株主であり1,200,000株(7.20%)を保有するNECは8月31日、本公開買付けに応募しないことを約束する契約をSK-03と締結した。その代わりNECは、11月中旬に予定される臨時株主総会において、SK-03がスクイーズアウトを完了するために必要な株式併合に賛成票を投じることに合意し、その後にCEホールディングスが実施を予定する別の自社株買いに保有株式を売却することとした。

NECの議決権は当初、当該株式併合に必要な3分の2以上の株主承認をSK-03が確保する上での算定対象に含まれていた。NECの保有株式を買付けの算定から除外したことで、SK-03はハードルを引き下げざるを得なくなった。買収者の買付予定株数は10,486,037株(62.88%)から9,286,037株(55.69%)に減少し、買付予定数の下限は4,968,300株(29.79%)から3,768,300株(22.60%)に引き下げられた。

修正後の公開買付け基準
2026年9月1日提出のCEホールディングス訂正意見表明報告書に基づく数値。
指標8月31日変更前8月31日変更後
買付予定株数10,486,037 shares (62.88%)9,286,037 shares (55.69%)
買付予定数の下限4,968,300 shares (29.79%)3,768,300 shares (22.60%)

さらに2者が売却を確約

同じ8月31日には、他の株主からもより確実な確約が得られた。第9位株主で700,000株(4.20%)を保有するEMシステムズと、283,200株(1.70%)を保有する別の株主は、それぞれ保有株式全数を本公開買付けに応募する契約を締結した。

より安価な第2の買付けが控える

9月17日の締め切りに間に合わなかった株主も、必ずしも売却の機会を失うわけではない。株主総会が株式併合を承認した後、CEホールディングスはSK-03の買付価格より149円安い1株1,501円で自社株買いの公開買付けを実施する予定で、買付株数の上限は2,495,300株(14.96%、約37.5億円)に設定されている。この上限には、NECの保有株式1,200,000株と、他の株主がすでに応募を確約している1,152,900株分が含まれ、今すぐではなく後で売却したいその他の株主のために約142,400株分の余地が残されている。両公開買付けでは税務上の取り扱いが異なり、届出書によれば、CEホールディングスは自社株買いに応募する法人株主が本公開買付けとは異なる税務上の取り扱いを受ける可能性があると認識しているとしている。

CEホールディングスの取締役会は8月5日、上場廃止を前提に本公開買付けに賛同する旨を決議した。取締役10名のうち8名が議決に参加し、会長兼最高経営責任者とNECの社員である取締役1名の計2名は利益相反を理由に議決を棄権した。このうち杉本取締役は、保有株式1,450,800株(8.70%)に関する譲渡契約があることを理由に棄権しており、この株式数は下限算定に算入されている。少数株主を締め出すための株式併合は、11月の株主総会での承認を条件に、2027年1月頃を目標としている。