松屋(東証:8237)によると、8月の銀座本店の売上高は前年同月比11.0%減少し、系列の浅草店は11.3%減となった。浅草店を含む銀座本店全体では約1割の減少となった。同社はこの数値が速報値であり、最終集計後に修正される可能性があるとしている。
| 店舗 | 前年同月比 |
|---|---|
| 銀座本店 | -11.0% |
| 浅草店 | -11.3% |
| 銀座本店(浅草店含む) | about -10% |
松屋自身の説明によれば、今回の減少は業績不振ではなくタイミングによるものだという。2025年8月は、同年5月の銀座店100周年を記念した一連の販促キャンペーン、館内全体の売上を押し上げた大型ラグジュアリーブランドイベント、さらに2025年6月中旬に完了したルイ・ヴィトン銀座店の大規模改装によって外商向け売上が急増したことなどが押し上げ要因となっていた。免税売上高、免税を除く国内売上高のいずれも前年を下回ったが、これは同じ理由による。2025年8月は異例の大規模なラグジュアリーイベント効果があったが、今年8月にはそれが再現されなかったためだ。
全ての品目が落ち込んだわけではない。化粧品売上高は前年同月比約3%増加し、婦人服は8%増となった。松屋はこれについて、猛暑の中で実用的な夏物商品への需要が続いたことと、秋物商品の早期投入によるものとしている。
9月1日発表の数値は速報値であり、松屋は9月10日午後4時に8月の確定売上高を公表する予定だ。これにより、ラグジュアリー需要で異例の好調だった前年同月との詳細な比較が明らかになる。
