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ツインバード取締役会、ジャパネットの1株800円TOBを拒否

ジャパネットはツインバード自身の取締役会承認を条件に買収提案を組み立てたが、同取締役会は5カ年で最大87億円に上る量販店売上リスクと、裏付けのないプライベートブランド提案を理由にこれを拒否した

2026年8月31日1分で読めるツインバード6897
小型家電の生産ラインが二つの流通経路に分岐する様子を描いたイラストで、メーカーが幅広い小売販売と単一の買収者からの発注を比較検討する姿を象徴している。

ツインバードの取締役会は、ジャパネットホールディングスが計画する1株800円の公開買付け(TOB)に正式に反対し、TDnetを通じて反対意見表明を開示した。同買付けは、実施にあたりツインバード自身の取締役会による賛同意見を前提条件として組み込む形で構成されており、ジャパネットは2026年10月30日までに当該賛同意見が得られない場合、買付けを撤回するとしている。

ツインバードは反対表明の資料の中で、量販店(マスリテール)チャネルが売上高全体の約3分の1を占め、2027年2月期の予想売上高でおよそ33.3億円に相当すると開示した。取締役会は、ジャパネットによる買収が実現した場合、単年度で同チャネルの約23億円が失われるリスクがあり、同社の5カ年中期計画期間全体では累計で87億円のリスクに達すると試算した。取締役会はまた、ジャパネットが掲げるシナジーの根拠が、買付け資料の中で裏付けが示されていないプライベートブランド(PB)展開の提案に大きく依存していると指摘した。

ジャパネットのTOB条件
ジャパネットが2026年6月19日付のプレスリリースで開示し、ツインバードの反対表明で改めて示された条件
項目詳細
買付価格¥800 per share
買付株数の下限/上限7,270,800 shares minimum; no maximum
買付期間30 business days, expected to start late October 2026
買付代理人Mizuho Securities
前提条件Twin Bird's board must issue a favorable opinion
撤回条件Japanet withdraws if opposed or no opinion is given by October 30, 2026
ツインバードが開示した量販店リスク
数値はツインバードの反対表明における自社試算であり、独立した監査を経た予測ではない。
指標数値
Mass-retail channel sales (year to Feb 2027, forecast)¥3.33bn
Sales at risk if retailers cut ties¥2.3bn
Cumulative risk over the five-year plan¥8.7bn
Share of total revenue from mass-retail channelAbout one-third