東京証券取引所に9044で上場する大阪の鉄道会社NANKAIは、9月3日に条件決定した無担保社債2本立てで200億円を調達する。3年債(第56回)はクーポン2.375%、2029年9月7日満期。10年債(第55回)はクーポン3.407%、2036年9月9日満期。両トランシェとも格付投資情報センター(R&I)からA格の格付けを取得しており、格付日は条件決定日と同日となっている。
| 銘柄 | 発行額 | クーポン | 償還期日 |
|---|---|---|---|
| 第55回(10年債) | ¥10bn | 3.407% | Sept. 9, 2036 |
| 第56回(3年債) | ¥10bn | 2.375% | Sept. 7, 2029 |
約1億1800万円の発行費用を差し引いた手取り概算額約198億8100万円は、2027年3月末までに返済期限を迎える借入金の返済に充当される。単純な期限の付け替えであり、2027年3月末までに期限が到来する借入金を、2036年まで返済期限が延びる社債で置き換えることで、返済時期を将来へと先送りする形となる。
引受シンジケート団は野村証券が各トランシェにつき49億円を引き受けて幹事を務め、大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券がそれぞれ20億円、みずほ証券が6億円、SMBC日興証券が3億円、しんきん証券が2億円で続く。引受手数料は10年債が額面100円につき45銭、3年債が100円につき35銭となっている。
今回の起債は、NANKAIが2025年4月に提出し2027年4月まで有効な500億円の発行登録に基づく2回目の発行で、同社は同じ発行登録の下で2025年10月にすでに200億円を調達している。両トランシェとも社債管理者は設置されておらず、三菱UFJ銀行が支払代理人として支払事務を担う。
