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NANKAI、2027年3月末期限の債務借り換えへ200億円の2本立て社債発行

NANKAIの200億円のリファイナンスは、クーポン2.375%の3年債とクーポン3.407%の10年債の2本立てで、いずれもR&IからA格を取得。手取り金は2027年3月末までに返済期限を迎える借入金の返済に充当される

2026年9月3日2分で読めるNANKAI9044
鉄道会社の債務借り換えを表現した、線路に抽象的な債券と帳簿の線画を重ねたイラスト

東京証券取引所に9044で上場する大阪の鉄道会社NANKAIは、9月3日に条件決定した無担保社債2本立てで200億円を調達する。3年債(第56回)はクーポン2.375%、2029年9月7日満期。10年債(第55回)はクーポン3.407%、2036年9月9日満期。両トランシェとも格付投資情報センター(R&I)からA格の格付けを取得しており、格付日は条件決定日と同日となっている。

NANKAIの新発社債2本
2026年9月3日発行登録追補書類に記載された条件。
銘柄発行額クーポン償還期日
第55回(10年債)¥10bn3.407%Sept. 9, 2036
第56回(3年債)¥10bn2.375%Sept. 7, 2029

約1億1800万円の発行費用を差し引いた手取り概算額約198億8100万円は、2027年3月末までに返済期限を迎える借入金の返済に充当される。単純な期限の付け替えであり、2027年3月末までに期限が到来する借入金を、2036年まで返済期限が延びる社債で置き換えることで、返済時期を将来へと先送りする形となる。

引受シンジケート団は野村証券が各トランシェにつき49億円を引き受けて幹事を務め、大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券がそれぞれ20億円、みずほ証券が6億円、SMBC日興証券が3億円、しんきん証券が2億円で続く。引受手数料は10年債が額面100円につき45銭、3年債が100円につき35銭となっている。

今回の起債は、NANKAIが2025年4月に提出し2027年4月まで有効な500億円の発行登録に基づく2回目の発行で、同社は同じ発行登録の下で2025年10月にすでに200億円を調達している。両トランシェとも社債管理者は設置されておらず、三菱UFJ銀行が支払代理人として支払事務を担う。