本文へ移動

金融プロフェッショナル向けに、日本の市場・ビジネス情報を平日夕方に配信。

無料登録
Tokyo BriefTokyo Brief 日本語版日本のビジネスニュースを、夕方に総まとめ。

記事

メディパル株主、取締役解任と特別配当巡る総会招集許可を東京地裁に申立て

メディパルホールディングスは、シルチェスター関連の信託が取締役1人の解任、定款変更、特別配当、自己株式取得を議題とする株主総会の招集許可を東京地裁に申し立てたと発表した。開示文書は裁判所が許可を出したとは述べていない。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月26日2分で読めるメディパルホールディングス7459
木製のベンチに並べられた4枚の議案カード、投票箱、医薬品配送用の通い箱。

メディパルホールディングス(7459)の株主が、臨時株主総会の招集を求めて司法手続きに踏み切った。同社は2026年10月26日、この株主が申し立てた株主総会の招集許可にかかる申立書を東京地方裁判所から受領したと発表した。

申立ての内容

申立ては、開示文書に記載された取締役1人の解任、定款の一部変更、特別配当、自己株式取得の4議案を目的とする株主総会の招集許可を裁判所に求めるものだ。メディパルホールディングスの開示文書には、定款変更の内容や配当額、自己株式取得の規模に関する詳細は記されていない。

申立人

メディパルによると、申立人はThe Northern Trust Company AVFC Re: Silchester International Investors International Value Equity Trust。この株主は総株主の議決権の3%以上を6カ月以上継続して保有しているという。これは日本の会社法が株主総会の招集を請求する株主に求める議決権比率と保有期間の要件にあたる。

今回の申立てに先立ち、メディパルは2026年9月2日付の開示文書で、株主から臨時株主総会の招集請求書面を受領したと発表していた。10月26日の開示文書では、法的手続きに移行した理由は明らかにされていない。

今後の焦点

今回の開示は、メディパルが申立書を受領した事実を伝えるものだ。裁判所の決定ではなく、同社も裁判所が招集を許可したとは述べていない。開示文書に総会の開催日は記載されておらず、取締役の解任や特別配当、自己株式取得が承認されたとの記述もない。同社は、開示すべき事象が発生した場合は速やかに公表するとしている。