コナミグループ(9766)は2027年3月期の通期業績予想について、中間期の売上高と利益が計画を上回って推移し、eFootballや遊戯王などのデジタル主力タイトルが好調だったとして、すべての利益項目を上方修正した。2026年10月29日に中間決算と同時に公表した修正予想の中で、この2作品を挙げた。
修正後の予想数値
売上高予想は従来予想の5050億円から15.4%増の5830億円に引き上げた。事業利益予想は従来の1500億円から2000億円とした。営業利益と税引前利益の予想はいずれも1430億円から1930億円に、親会社の所有者に帰属する当期利益の予想は1010億円から1350億円にそれぞれ引き上げた。
同社が売上高から売上原価および販売費及び一般管理費を控除して算出すると定義する事業利益は、営業利益とは別の項目だ。いずれも実績ではなく予想数値である。2026年3月期実績と比べると、修正後の予想は売上高が18.1%増、事業利益が39.3%増、営業利益が42.0%増となる計算だ。
同社が挙げた修正理由は、9月までの6カ月間の売上高と各利益が計画を上回って推移したことだ。デジタルエンタテインメント事業でeFootballや遊戯王などの主力タイトルが好調に推移しているとしている。
中間期実績
中間期の売上高は37.0%増の3080億円、事業利益は72.2%増の1121億円、営業利益は73.1%増の1113億円、親会社の所有者に帰属する中間利益は70.5%増の792億円だった。同社はいずれも中間期として過去最高だとしている。デジタルエンタテインメント事業の売上高は44.3%増の2435億円、事業利益は75.1%増の1075億円となった。中間決算は監査法人のレビュー対象外。
配当
期末配当予想は1株当たり112円から187円に引き上げ、中間配当の112円と合わせた年間配当予想は299円となる。従来予想から75円の増額だ。同社は連結配当性向30%以上を基本方針としている。経済情勢や市場動向、円の為替レートなどを挙げ、実際の業績は予想から大きく異なる可能性があると注意喚起している。
