キーエンス(6861)が10月29日に発表した中間決算短信によると、2026年3月21日から9月20日までの6カ月間の営業利益は前年同期比50.0%増の4083億円、売上高は同34.9%増の7354億円だった。親会社株主に帰属する中間純利益は同49.4%増の2987億円となった。
低い伸びから急加速
前年同期は売上高が5.8%増、営業利益が3.1%増にとどまっており、当中間期は伸び率が大きく高まった。経常利益は48.9%増の4243億円だった。
キーエンスによると、世界の製造業では設備投資が継続した。北中南米では幅広い業界で堅調に推移し、アジアでは半導体や電気精密業界を中心に成長が続いた。欧州や国内でも回復がみられたとしている。また同社は、企画開発面の充実や営業面の強化を図ったと説明した。
財政規模も拡大した。9月20日時点の総資産は3兆9600億円、純資産は3兆7000億円で、自己資本比率は93.7%となった。なお、この中間決算短信は公認会計士または監査法人によるレビューの対象外である。
株式分割前に増配
キーエンスの取締役会は中間配当を1株当たり325円と決議した。7月28日公表の予想および前年同期実績の275円からいずれも50円の増配となる。配当金総額は788億円で、基準日は9月20日、支払開始日は11月26日。
2026年11月21日を効力発生日として、普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施する。中間配当は分割前の株式数を基準に支払われる。期末配当予想は分割後の株式数基準で65円とし、同社によると分割前換算では325円となる。これにより、分割前換算の年間配当予想は650円となり、前回予想および前期実績の550円から引き上げられた。
