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京成電鉄、千葉日石を完全子会社化へ

京成電鉄は、千葉日石の全株式取得に合意した。同社は船橋市でガソリンスタンドと自動車整備を手掛け、年間売上高は約178億円だが営業利益はわずか2億3300万円にとどまる。京成電鉄はこの取得によりグループ内での燃料供給確保を見込んでおり、譲渡は2026年10月1日に予定されている。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年9月24日2分で読める京成電鉄9009
ガソリンスタンドの給油機が鉄道車両基地の脇に並び、燃料タンクローリーが停車している様子。鉄道事業者による燃料小売会社の買収を表す。

京成電鉄(9009)は2026年9月24日、千葉日石株式会社の全58,899株を取得する契約を締結したと発表した。譲渡は2026年10月1日に完了する予定で、完了後は千葉日石を完全子会社化する。取得価額は相手方との秘密保持契約により非公表としており、対価の合計額は京成電鉄が開示すべき基準に該当しない水準にとどまる。京成電鉄は、価格は第三者によるデューデリジェンスの結果を踏まえて決定したとしている。

取得の狙いは財務面ではなく事業運営面にある。京成電鉄は、今回の取得によりグループ内での燃料の安定確保・供給が見込まれるとし、中期経営計画「D2プラン」が掲げる「外部環境変化への耐性強化」というテーマにも資すると説明している。千葉日石は自動車整備業も手掛けており、京成電鉄はグループ内で既に手掛ける同様の事業と親和性があるとしている。

千葉日石は1927年に千葉県船橋市で創業し、1956年に資本金3000万円で正式に設立された。石油製品の販売、ガソリンスタンドの運営、自動車整備を手掛ける。2026年6月期の売上高は約178億円だったが、営業利益は2億3300万円、経常利益は3億3100万円、当期純利益は2億3400万円にとどまり、純資産は29億7700万円だった。売上高は過去3期にわたり、198億円、190億円、178億円と減少が続いている。

なお、千葉日石は京成電鉄株式を59万9868株(京成電鉄の発行済株式の0.115%に相当)既に保有しており、今回の取得により京成電鉄の株主名簿の一部がグループ内に戻る形となる。開示された主要株主一覧では、個人3名がそれぞれ32.72%、32.72%、30.14%を保有しており、このほか開示資料に個別記載のない株主も存在する。京成電鉄は、連結業績への影響について現在精査中であり、業績予想の修正が必要になった場合は速やかに開示するとしている。