東証プライム上場の家電量販店、ケーズホールディングス(8282)は2026年11月4日付の業績予想修正に関するお知らせで、2026年4〜9月期(中間期)の業績予想を上方修正する一方、通期の利益予想は据え置いた。
中間期の業績予想
中間期の売上高予想は従来予想の3980億円から3.5%増の4120億円に引き上げた。営業利益は同175億円から42.9%増の250億円、経常利益は260億円(従来予想188億円)、親会社株主に帰属する中間純利益は180億円(同131億円)を見込む。前年同期の営業利益は130億3000万円だった。
上方修正の理由
ケーズホールディングスによると、エアコン需要が上方修正を牽引した。2027年4月の省エネ基準引き上げに伴う価格上昇懸念が、同社の言う「エアコン2027年問題」の背景にあるとしている。この需要が、2026年3月期に発生したWindows10のサポート終了に伴うパソコン売上増の反動減を補って余りあった。また、販売費及び一般管理費の伸びが抑制されることで、各利益も当初予想を上回る見込みだとしている。規制の時期や顧客の購入動機は同社の説明による。
通期予想は慎重姿勢を維持
2027年3月期通期については、ケーズホールディングスは売上高予想のみを従来の7850億円から0.6%増の7900億円へ引き上げた。営業利益は305億円、経常利益は335億円、当期純利益は200億円に据え置いた。売上高は足元の状況を踏まえて慎重に勘案したとしている。利益予想を据え置いたのは、次期以降の売上拡大に向けた店舗修繕などにより販売費及び一般管理費が増加するためだ。なお、実際の業績は予想と異なる可能性があるとしている。
