オルガノ(6368)では利益の伸びを大きく上回るペースで受注が積み上がっている。中間決算短信によると、2026年4〜9月期は受注高が70.8%増の1713億円、売上高が14.3%増の946億円となった一方、営業利益は12.3%減の152億円だった。親会社株主に帰属する中間純利益は13.0%減の100億円となった。
受注のけん引役
受注増をけん引したのは水処理エンジニアリング事業だ。同事業の受注高は79.4%増の1566億円で、同社は電子産業分野で台湾の大型案件を複数受注したほか、米国、日本、中国でも大型案件を受注したとしている。決算補足資料によると、台湾の受注高は630億円と前年同期の203億円から拡大した。受注残高は41.7%増の1758億円となった。
もう一つの焦点は利益率
オルガノによると、プラント事業では好採算のプラント案件を計上した前年同期に比べ売上総利益率が低下したほか、人件費やIT関連支出も増加した。連結営業利益率は16.1%と、前年同期の21.0%から4.9ポイント低下した。水処理エンジニアリング事業の営業利益は15.8%減の133億円だった。
通期予想は据え置き
オルガノは2027年3月期の通期連結業績予想について、売上高2000億円、営業利益400億円、純利益300億円を据え置いた。海外の電子産業案件の増加や米国案件における業務範囲の拡大、一部案件の受注前倒しを背景に高水準の受注を見込む。これらの案件は翌期以降に売上計上が本格化する見込みのため、当期の見通しは変更しなかった。決算短信では新規受注の顧客名や利益率は明らかにされていない。
