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オークマ、上期受注高が44.4%増の1614億4000万円で過去最高

オークマの工作機械の中間受注高は日米の航空宇宙、防衛、データセンター需要がけん引し、44.4%増の1614億4000万円と過去最高を更新。通期売上高予想は2600億円を据え置いた。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年11月4日2分で読めるオークマ6103
金属製の航空宇宙部品を切削加工する5軸工作機械と、背景に並ぶ梱包された機械や完成部品のパレット。

オークマ(6103)の中間決算短信によると、2026年4〜9月期の連結受注高は前年同期比44.4%増の1614億4000万円となり、過去最高を記録した。中間期末の受注残高は1447億1600万円と、前年同期末の1029億9900万円から増加した。

需要のけん引役

同社によると、工作機械需要は幅広い産業で拡大し、日米を中心に同期間の後半に大きく増加した。米国では、航空、宇宙・衛星、防衛、データセンター・エネルギー関連の大手企業からの需要が高水準を維持し、中堅・中小事業者でも設備投資再開の動きが見られた。日本でもこれらの分野に加え、半導体製造装置、造船、一般産業機械に広がり、中堅・中小事業者による設備更新も進んだ。

欧州はまだら模様だった。ドイツでは自動車や輸出の不振で需要が弱含んだものの、航空機や防衛関連の投資に支えられ、地域全体では総じて堅調に推移した。中国では前年度に受注を下支えした大型案件が一服する一方、半導体製造装置や一般産業機械の需要は底堅かった。仕向先別の受注高は、米州が573億7700万円、日本が443億100万円で、アジア・パシフィックは前年同期の340億7600万円に対し314億1600万円だった。

業績と通期予想

売上高は12.3%増の1181億3100万円、営業利益は98.8%増の120億4500万円だった。親会社株主に帰属する中間純利益は116億4600万円で、投資有価証券売却益37億300万円が含まれる。2027年3月期の通期業績予想は売上高2600億円、営業利益260億円で据え置き、年間配当予想も1株当たり120円を維持した。

売上計上への課題

受注はそのまま売上高になるわけではない。同社の参考資料によると、通期の受注高予想は3100億円、期末の受注残高予想は1514億700万円となっており、下期には新規受注の獲得と既存の受注残からの出荷の双方を進める必要がある。今回の決算はあくまでメーカー1社の実績であり、工作機械業界全体の需要を示すものではない。