電子部品実装機(マウンター)メーカーのFUJI(東証:6134)は木曜日の中間決算発表に合わせ、AIサーバーおよび半導体関連向けの設備需要を理由に通期業績予想を上方修正した。2027年3月期の営業利益予想は、8月3日時点の600億円から655億円へ引き上げた。売上高予想は2440億円から2540億円へ、純利益予想は440億円から482億円へそれぞれ引き上げた。
中間決算の実績
4〜9月期の売上高は60.7%増の1278億円、営業利益は250.6%増の336億円となった。決算説明資料によると営業利益率は26.3%だった。業績をけん引したのはロボットソリューション事業で、売上高は68.1%増の1235億円、セグメント営業利益は361億円となった。同社によると、タイ、中国、ベトナム、マレーシアを中心としたアジアでAIサーバーおよび半導体関連向けの設備需要が拡大したほか、北米でも通信インフラ、AIサーバー、車載関連の需要が伸びた。
同社は上方修正について、主にロボットソリューション事業でこの設備需要が高水準で続く見通しであることを理由に挙げている。業績予想は同社の見通しであり、実際の業績は異なる場合があるとしている。
低調だった事業
規模のずっと小さいマシンツール事業は逆の動きとなった。同社によると、全地域で自動車関連の設備需要が低調だった。セグメント売上高は45.3%減の28億円、営業損益は1億3600万円の赤字(前年同期は2億1600万円の黒字)となった。決算説明資料では、減収の要因として期首受注残高の低さを挙げている。
株主還元
取締役会はまた、100億円の自己株式取得を決議した。11月6日に東京証券取引所のToSTNeT-3で買付を行う。消却予定日は未定としている。
